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シュウマツの残光
あの日
心の闇

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「くそだりぃな。塾なんて俺には暇つぶしの一つにすらならねえ。受験なんてくそくらえだ。」
片手にはジュースを持って駅、そして予備校に続く商店街を歩く。ビル風が秋の肌寒さを強調して吹き抜ける。
秋の乾燥した空気が肌に触れて、少し呼吸が気持ちいい。

そんな気分でいられたのも、その時までだった。
カン、カンカンカンカンッ

空き缶が手から力なく落ちる。

「なん・・・・なんだいったい、これはどういうことだ・・・・」

個人営業の喫茶店のガラス越しに、まりえを見た。

そしてまりえと談笑するヒビヤの姿がー
それだけじゃない、二人は同じドリンクを二本のストローでまるで愛人のように味わっていた。


その姿を見て俺の心の端っこで暴発しかけていた火薬庫の扉が開かれた。
俺は許せるはずもなかった。裏切りだ


裏切りだ


裏切りだ裏切りだ裏切りだ裏切りだ裏切りだ裏切りだ

許せない

消えろー


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