族結成
Trick32_私にもA・Tを教えてください!!!
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目的ですが
2.“アイツ”の動向について捜査。さらに捕獲または処分すること」
信乃が白井の質問を誤魔化して話を続ける。
“アイツ”とは“ハラザキ”のことだ。ここにいる全員に間違っても名前を
口にしないよう説明したので、“アイツ”と言っている。
「処分って、いくらなんでもひどすぎじゃないかしら?」
当然、この目的に固法が口をはさむ。
「処分っていうのは、アイツが危険すぎる存在だからこのように言っているだけです。
私達全員が処分しようとは考えていませんよ。
ですが、始めから捕獲だけを考えて相手できるような甘い相手ではありません。
せめて目的の中だけでも制約なしにしているだけです。
私達は処分なんてするつもりはありません」
「だから殺す」
「バカは放っておいて次にいきます。
3.氏神クロムから出される、風紀委員だけでは解決できない事件を処理する。
これは言ってみれば何でも屋というところですね。おまけみたいな目的なので、
それほどは気にしないでいいですよ。
以上の3つが≪小烏丸≫の目的です」
「つまり、私達の学校を守りながらアイツについて調べる。ってことでいいのよね」
御坂が目的を簡単すぎるほどにまとめて言った。
「はい。うちのメンバー以外の皆さんにも協力をお願いします。
常盤台にいる御坂さんと白井さんは、襲撃があった場合の生徒の安全確保。
風紀委員の固法さんと初春さんには、アイツと思われる不審者がいた場合の通報。
佐天さんは都市伝説が好きと聞きましたので、その中で面白そうなものを
報告してください。
アイツやその仲間は、都市伝説と考えてもいいほど異常な奴らですから、
表に出てくる情報よりも頼りになる場合があります。
それではお願いします」
全員が頷いた。
「これで作戦会議を終了します。細かい内容は後々に決めていきます。
今日は解散としましょう。
配属されたばかりの3人は、今日の風紀委員の仕事は終わりです。
ですが、この後にA・Tの練習をするので、このまま≪小烏丸≫は
まとまって行きましょうか。
丁度、私の本日の仕事はありませんし、全員で行きましょう。
固法さん、大丈夫ですよね?」
「いいわよ。それじゃ、私達はこのまま残って風紀委員の仕事に戻るわ」
固法の返事に白井と初春も「そうですね、わたしたちもこのままで」と頷く。
御坂と佐天は何も言わなかったが、信乃達と一緒に立ち上がったのを見ると、
付いてくるつもりだ。
練習に向かうために立ち上がった信乃だが、途中で立ち止まり
「あ、出発前に渡しておきますね。はい、これ」
黒
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