族結成
Trick32_私にもA・Tを教えてください!!!
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ぁ・・・はい、了解しました。≪小烏丸≫って素晴らしいですね・・・・はぁ」
「よろしい」
勝誇った顔でメモリーを投げ渡した。
「友さん経由ってことは、つーちゃん。あなたがクロムさんに渡したんですか?」
「は、はいぃ・・・・・」
「あとで覚えてろ」
「ひいいぃぃーー!!」
「信乃。僕にも見せてくれ」
「俺も見たい。よく知らないが、A・T関連の映像があるんだろ?」
位置外がガクブルの中、宗像と黒妻がメモリーチップに興味を示してきた。
「それじゃ、時間があるときに上映会でもしますか?」
「≪小烏丸≫の練習拠点は風紀委員の練習施設の近くに専用で借りておいたわ。
あと、信乃は風紀委員も並行でやってもらうから・・・・・
そうね。チーム全員を風紀委員にして177支部に配属させる。
ミーティングなんかはそこで勝手にやってね」
「それは一気に3人の人間を特別風紀委員にするってことですよね?
職権乱用ではないですか?」
「そうよ」
「即答したよ! いっそ清々しい!!」
「ということで、うちのメンバーの受け入れ、よろしくね固法さん」
「え、あ、はい」
反論する余地もなく、うなずくしかできなかった。
そして、その日は解散となった。
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翌日
「え〜、今日から177支部に追加の配属がされることになりました」
神理楽の3人、もとい≪小烏丸≫の宗像、黒妻、位置外の3人は
固法により風紀委員177支部のメンバーに紹介されていた。
さすがに一度に一つの支部に、3人の配属は不審に思われるということで、
「3人はボディーガード育成で優秀な神理楽高校の人たちよ。
正式な風紀委員としての配属ではなく、実際の人を守る立場の仕事に
関わる実習、言いかえれば職場体験のようなものでここにきています。
風紀委員のテストは受けていないけど、実力は確かよ。
わからない事があったら優しく教えてあげてね」
「「「「「はい」」」」」
事情を知らない、信乃と初春、白井以外の風紀委員メンバーは疑わずにこの事を信じた。
「それで、彼らの指導担当は信乃くんにお願いするわ。
配属されて半年も経っていないけど、彼は充分に仕事をしてくれるし、
同じ学校だから馴染みやすいと思うわ。よろしく頼むわね」
「了解しました」
事前に用意された嘘その2で、≪小烏丸≫の全員がまとまって行動できるようになった。
「報告は以上よ。それでは仕事に戻って」
皆それぞれの仕事へと戻って行った。
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