暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
族結成
Trick32_私にもA・Tを教えてください!!!
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ぁ・・・はい、了解しました。≪小烏丸≫って素晴らしいですね・・・・はぁ」

「よろしい」

勝誇った顔でメモリーを投げ渡した。

「友さん経由ってことは、つーちゃん。あなたがクロムさんに渡したんですか?」

「は、はいぃ・・・・・」

「あとで覚えてろ」

「ひいいぃぃーー!!」

「信乃。僕にも見せてくれ」

「俺も見たい。よく知らないが、A・T関連の映像があるんだろ?」

位置外がガクブルの中、宗像と黒妻がメモリーチップに興味を示してきた。

「それじゃ、時間があるときに上映会でもしますか?」

「≪小烏丸≫の練習拠点は風紀委員の練習施設の近くに専用で借りておいたわ。
 あと、信乃は風紀委員も並行でやってもらうから・・・・・

 そうね。チーム全員を風紀委員(ジャッジメント)にして177支部に配属させる。
 ミーティングなんかはそこで勝手にやってね」

「それは一気に3人の人間を特別風紀委員にするってことですよね?
 職権乱用ではないですか?」

「そうよ」

「即答したよ! いっそ清々しい!!」

「ということで、うちのメンバーの受け入れ、よろしくね固法さん」

「え、あ、はい」

反論する余地もなく、うなずくしかできなかった。

そして、その日は解散となった。



***************************************

翌日

「え〜、今日から177支部に追加の配属がされることになりました」

神理楽(ルール)の3人、もとい≪小烏丸≫の宗像、黒妻、位置外の3人は
固法により風紀委員177支部のメンバーに紹介されていた。

さすがに一度に一つの支部に、3人の配属は不審に思われるということで、

「3人はボディーガード育成で優秀な神理楽(かみりらく)高校の人たちよ。

 正式な風紀委員としての配属ではなく、実際の人を守る立場の仕事に
 関わる実習、言いかえれば職場体験のようなものでここにきています。

 風紀委員のテストは受けていないけど、実力は確かよ。
 わからない事があったら優しく教えてあげてね」

「「「「「はい」」」」」

事情を知らない、信乃と初春、白井以外の風紀委員メンバーは疑わずにこの事を信じた。

「それで、彼らの指導担当は信乃くんにお願いするわ。

 配属されて半年も経っていないけど、彼は充分に仕事をしてくれるし、
 同じ学校だから馴染みやすいと思うわ。よろしく頼むわね」

「了解しました」

事前に用意された嘘その2で、≪小烏丸≫の全員がまとまって行動できるようになった。

「報告は以上よ。それでは仕事に戻って」

皆それぞれの仕事へと戻って行った。

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