第12話 アスターテ会戦再び
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河帝国軍は3個艦隊による包囲殲滅を企図したが、彼らの予想に反し、オリアス艦隊は急進して中央のクラフスト艦隊へと襲いかかった。
「敵艦隊急襲!」
「やられた、我が方の13000隻に対しオリアス艦隊は20000隻。これでは勝負にならん!!」
「司令官閣下……」
「とにかく応戦だ。全艦、砲撃を開始せよ!」
まるでアスターテ会戦の再現のようだが、銀河帝国軍の司令官たちは旧同盟軍の司令官たちより優秀であった。
クラフスト大将は戦死するその瞬間までオリアス艦隊に可能な限りの出血を敷き、ウィンディルム大将とブルーナ大将もクラフスト艦隊の壊滅は免れぬと判断して最短距離で合流し、オリアス艦隊に対することにした。
「旗艦バウストリクスの撃沈により敵は潰走しております。追撃はどうなさいますか?」
「不要だ。それより、他の2個艦隊の動きはどうなっているか?」
「どうやら、こちらの後方の宙域にて最短距離で合流を図る模様」
それを聞いたオリアスや参謀たちは顔をしかめる。
「これは、不味いですな……」
「ああ、各個撃破には失敗したな」
クラフスト艦隊は壊滅したものの、銀河帝国軍はまだウィンディルム艦隊とブルーナ艦隊の2個艦隊が健在であり、これを合わせるとその数は26000隻。
対するオリアス艦隊は先の戦闘で2000隻を失って18000隻である。
被弾した艦艇に無理をさせず後ろに回したことで損失艦は2000隻に抑えることが出来たものの、やはり8000隻の兵力差は厳しい。
「せめてアルダムス艦隊だけでも間に合えば良いのだが……」
アルダムス艦隊2500隻が到着すれば、先の損害を補って余る。
だが、それでも尚戦力的には劣勢だ。
「敵軍、こちらへ向かってきます」
「全艦、戦闘用意」
レイスナティア星域会戦の第二幕が始まった。
* * *
両軍が接敵してから1時間が経過した。
戦況は今のところ数で勝る銀河帝国軍が優勢であり、8000隻の戦力差から来る圧力に、オリアス艦隊はじりじりと後退を余儀なくされている。
こうなると、優勢な方では調子に乗って無駄に突出する者が現れるものであり、今回も例に漏れなかった。
「今だ、押し返せ!」
オリアスの号令と共に、ロアキア軍は攻勢に転じる。
この動きに突出していた艦艇は対応できず、瞬く間に数を減らす。
が、それでも銀河帝国軍の全体としての優勢は動かない。
まともに撃ち合えば数に劣る方の消耗が多くなるのは必然であり、オリアスが勝つためには何らかのリアクションをとる必要があった。
無論、それはオリアスとて分かっているが、敵将たるウィンディルムやブルーナも理解しているだろうことは想像に難くない。
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