空白の一年、咲編〜
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・・・祭りから半年位経ち、外史メンバーは全員元の世界に帰った。俺は相変わらず人手不足(書類仕事的な意味)で忙しい毎日を過ごしていた。・・・つーか、書類仕事やるのが俺と詠とねねだけってどういうことだ・・・そんな忙しくも平和な日がしばらく続いた時・・・事件が起きた。
「・・・」
目をゆっくり開く。
「(朝か・・・)」
ゆっくり起き上がり、髪を縛ろうとして・・・空ぶった。
「(・・・え?)」
まだ寝ぼけているのかと思い、眼鏡をかけようとするが・・・眼鏡がない。
「???」
ふと腕が目に入る。・・・あれ?俺って日焼けしてたっけ。
「・・・」
取り敢えず起きて、着替えようとした時・・・鏡をチラッと見た。
「・・・!?」
そしてビックリ。鏡に写っていたのは・・・恋の姿だった。
「・・・!!(バッ!)」
すぐに下を見ると、男に存在してはいけない二つの山。
「・・・はぁぁぁぁぁぁ!?」
洛陽の城の中に“恋”の叫び声が響き渡った・・・
「・・・頭が痛いわ・・・」
董卓軍全員が玉座に集まる。・・・そしてその席には、ムスッとしてがさつに座る恋と、きょとんとしてぽやーっとしてる俺の姿。・・・もう気づいてもらえたと思うが、本当にあり得ないが、人間の構造的に信じたくないが・・・俺と恋は入れ替わっていた。所謂俺があいつであいつが俺でって奴だ。
「ほ、本当に二人が入れ替わったのですか・・・」
ねねが俺と恋を交互に見て言う。
「・・・だったら、昨日ねねと食べたご飯を全部言う」
「俺はお前にちんきゅーきっくをやられた数を言ってやろうか?」
「いえ・・・いいのです・・・」
そもそもお互いの声で自分の口調なので違和感バリバリだが、今はスルーで。
「しかし、何故そんなことになったんだ?」
華雄が当然の疑問を投げ掛けてくる。
「・・・それがまったく心当たりはねぇんだよな・・・昨日は詠とねねと一日中仕事だったしな・・・恋は?」
「・・・ずっと川で遊んでた」
そう、珍しく昨日は俺と恋は一緒じゃなかった。だから闇の影響とかでもないと思うが・・・
「・・・」
「霞?」
「え?あ、いや、意外な事があるんやなーって」
「まあな・・・唯一救いなのは運動神経が同等でかつ記憶や知識は本人依存だってことだ
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