魔法先生ネギま!
番外編018話 0346.5話
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幽霊騒動のあった翌日の放課後、葉加瀬は茶々丸のメンテナンスをする為に麻帆良大の工学部で待っていた。
「葉加瀬、お待たせしました」
「あ、茶々丸良く来たね。……って、あれ? 釘宮さんと柿崎さんも?」
何故か茶々丸と一緒に釘宮円、柿崎美砂の2人が研究室へと入ってきたのだ。
「いや、あー、その。ちょっと見学がてらにね」
苦笑を浮かべながら円がそう言う。
まさか葉加瀬が茶々丸を分解しようとしているんじゃないかと疑って……とはさすがに言えなかったのだ。
そもそも、今日茶々丸がメンテナンスを受ける事になったのは朝の一幕が原因だった。いつものようにアクセルパーティ+夏美、小太郎の7人で超包子で朝食を食べていた時に、茶々丸がお洒落として髪をアップにしていたのを葉加瀬が見た事から決まったものだった。
そして、その茶々丸に髪をアップにするように進めたのが実は釘宮と柿崎だったのである。
それなりに責任を感じた2人が茶々丸を守る為に同行したとしても無理はないだろう。
「そう? まぁ、いいですけど。じゃ、茶々丸上を脱いで」
「はい」
葉加瀬の言葉に素直に頷く茶々丸。この場に女しかいないので特に躊躇も無く服を脱ぐ。
その後、検査も順調に進み最後にエヴァに頼まれていた件を調べる。
エヴァ曰く『最近の茶々丸はアクセルの影響を受けすぎている』との事だ。
「さて、じゃあ最後は記憶ドライブのチェックだね」
「……え?」
今までは大人しく葉加瀬の言葉に従っていた茶々丸の動きが一瞬止まる。
「記憶ドライブって、それはちょっとどうかと思うけど……」
「そうそう。茶々丸さんだって乙女なんだしねぇ」
円と美砂もそう忠告するが、科学に魂を売った葉加瀬を止めるまでの説得力は持てなかった。
「ふむふむ……おっ、何回も繰り返し再生している映像が……」
「あ、あ、あ……」
おろおろとする茶々丸に構わず、その映像フォルダを表示する葉加瀬。
それを止めようとしていた筈の円と美砂の2人までが好奇心を抑えられずにモニタへと視線を向ける。
「こ、これって……」
「え?」
「……マジ?」
そこに表示されているのはエヴァと戦っているアクセル、転校して来て自己紹介をしているアクセル、茶々丸の作った食事を美味しそうに食べているアクセル、エヴァの別荘の中で眠っているアクセル、という風に麻帆良に転移してきてからのアクセルの映像の数々だった。
「あ、あ、あ、あ……は・か・せ・の馬鹿ぁっ!」
ロケットパンチが発射され、吹き飛ぶ葉加瀬。同時に恥ずかしさの余りに熱暴走が開始される。
……結局、その後は円と美砂がエヴァにされている特訓の成果を発揮して茶々丸を何とか静止する事に成功したのだっ
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