暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0346話
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の内心を読み取ろうと……

「っ!?」

 そう感心したのも束の間。次の瞬間には机や教壇、椅子が空中へと浮き上がる。俺に比べれば威力は小さいが、それは間違い無く念動力だった。
 ……いや、幽霊が相手だという話だしサイコキネシスくらいは持っていても不思議ではないのか?
 その後は窓に血文字が書かれたり、明石が取り憑かれた云々の話があり、超達の開発した除霊銃を発射したら光が出たりとかなりの騒ぎに。最終的にはその手の本職とも言える桜咲や龍宮が登場してあわや強制的な除霊という流れになったのだが、結局はネギが何とかした……らしい。
 伝聞系なのは朝倉経由の情報だからだ。現在ネギと冷戦状態の俺が妙なちょっかいをかけるのは良くないしな。
 そして教室の殆どのメンバーが幽霊に関しての話をしている中、俺の目の前には超が立っていた。

「アクセル坊主。今、ちょっといいかネ?」
「何だ? 中華まんの試食なら……」
「悪いが今日は真面目な話ヨ」

 ……確かに目の前にいる超からはどことなく切羽詰まったような気迫が感じられる。

「……まぁ、いいだろう。どこで話す?」
「余り人のいない場所でお願いするネ」

 人のいない場所、か。喫茶店かどこか……いや、もう夜なんだしやってる店もないか。なら。

「屋上でどうだ?」
「OKネ」

 という事で、屋上で話す事になったのだった。
 ちなみにあやかは幽霊の件てテンパっており、千鶴はそんなあやかを介抱している。どうやら鬼や悪魔といった存在と実際に渡り合ったあやかでも幽霊は苦手らしい。それはそれ、これはこれ。という奴か。その辺が近衛が言っていた女心……なのか?
 円や美砂が多少気になる様子でこちらへと視線を向けてきていたが、軽く頷いて心配は無いと合図はしておいたので問題ないだろう。
 そんな風に考えていると、屋上へと出る為の扉が見えてくる。
 ギギっという軋んだ音と共に扉を開けると、当然の事ながら夜の屋上には誰の姿も無かった。
 既に6月に突入しているので夜になってもそれ程の寒さは感じられないし、周囲の校舎からの明かりで暗さに困るという事もない。密談をするのには最適な場所だろう。
 そんな風に、予想外に過ごしやすい状況の中で超が口を開く。

「話を始める前に、認識阻害を使ってもらってもいいかネ?」

 認識阻害という言葉にピクリとするが、よく考えれば超と葉加瀬は茶々丸の設計者でありエヴァとも繋がりがあるのだ。そうなると当然魔法に関しての知識はあるのだろう。それに超はステータスのスキル覧に呪紋回路というのがあるし魔法関係者であるのは疑いようもない。
 超の言葉に頷き、認識阻害を発動させる。

「で、話とは?」
「ふム。まぁ、色々とあるのだが……その前に戯れに一つ問おウ。正
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