暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第09話「上級生からの贈物(後編)」
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
すぐに終わってしまう。
その証拠に、流れている音楽が終わりを迎えていた。

やがて音楽が止まり、かわりに一つの花火が打ち上げられる。
それは、白煙を隠れ蓑に空高く登り、

[パァーンッ!!]

と鳴ると花を開くのではなく、


『 入 学 お め で と う !!』


と書かれた文字が夜空に現れた。


一夏
「すげぇ…」

おそらく10分にも満たない時間だったが、食堂から惜しみない拍手が聞こえてくる。

鏡也
「IS学園へ!!」
生徒十数名
「「「「「「「「ようこそ〜〜!!!!!」」」」」」」

[パンッ、パンッ]
[パパンッ]
[パーンッ]

拍手が止んでくると、食堂の中央付近にスポットライトが当てられ、そこには鏡也先輩たちがいて、大きな声でそう叫ぶと食堂全体に明かり灯り、何人かの生徒が先輩の声に応じて声を出しながらその手に持っているクラッカーを鳴らした。

鏡也
「皆、サプライズは楽しんでもらえたかな?」
ケイン
「俺たちIS学園上級生は、お前達新入生を歓迎する!!」

またもや、食堂に拍手が鳴り響く。
今度は歓声も混ざっており、「オラクル最高!」とか「そこに痺れる。憧れるぅ!!」って聞こえる。

鏡也
「どうだった? 俺らからのプレゼントは?」

自分たちの役目を終えたのか、俺たちの席に帰ってきた鏡也先輩。

癒子・ナギ・本音
「「「すっごく良かったです!!(よ〜)」」」

すぐに反応を返したのは仲良し三人組。
俺も本当にキレイで良かったと思う。


「………」

箒も口には出さないけど、凄いとか良かったって思ってるんだろうな。
その証拠にさっきまでの雰囲気は無くなってるし……。

鏡也
「ありがと。それだけ喜んで貰えたなら、こっちもやったかいがあったよ♪」

そう言って、先輩は悪戯が成功した子供みたいな顔を浮かべていた。


―――が、


[キュィィィイインッ!]
≪保有スキル【心眼(偽):B】が発動しました≫


突如先輩のアホ毛(?)がアンテナのように逆立った。
なにあれ、妖怪レーダ?
てか、何いまのテロップ…。

鏡也
「まずいな…」
癒子
「どうかしたんですか先輩?」
鏡也
「いや、ちょっとね…。シャノン、パターンB ルートαだ」
シャノン
『わかったわ』

なにやら先輩が耳元のイヤリングらしきものに声をかけてるけど…なんなんだあれ?


鏡也
「織斑少年、俺らはこれで失礼するよ。あとは頑張りな」
一夏
「あ、はい、アドバイスありがとうございます!」
本音
「またね〜、きょ〜ちゃん」
鏡也
「おう、またな!」

そうして鏡也先輩は足早に立ち去って
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ