更なる葛藤〜
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んでも・・・俺の手は弾かれなかった。
『オイラは・・・オイラなりに咲さんを信じてみたいッス』
「・・・そっか」
俺はBモードを発動させ、空を飛ぶ。・・・そういえば・・・六神将の面々はどうなったんだろう・・・近くに血痕は無かったが・・・
「あ・・・咲!?」
愛依が真っ先に俺に気づく。
「よっ。・・・何とか生きてたぜ」
・・・その時、ティアが近づいてくる。
「貴方が・・・教官の弟だったなんて・・・」
その言葉に聞いていなかった面々が驚く。
「・・・ああ、記憶もある程度戻ったしな・・・」
「・・・聞かせてもらって・・・いいかしら?」
「・・・」
「・・・ご、ごめんなさい。無神経だったわね」
「・・・いや、いいよ。話す。・・・みんなも聞いてくれ」
俺はジゼルについて話し・・・思い出したくない、サキ・オスローが死んだ日を思い出していく。
『・・・ふぅ、この調子なら、すぐ帰れるな・・・』
早く帰ってジゼルの誕生日をしっかり祝わないと・・・俺は鎧を脱ぎ、剣を置く。
『・・・ああ、隊長に明日の日程を聞かなきゃな・・・』
俺は用意されているテントから出て、隊長の部屋を目指すが・・・何かおかしい。
『(静かすぎる・・・?)』
その時、殺気を感じてすぐに飛び退る。
ヒュン!
『な、なんだ!?』
『勘の良い奴だ・・・』
そいつは・・・かなり地位の高い神託の盾兵だ。
『な、なにをするんですか!』
『預言に詠まれていた。この部隊は全滅する・・・とな』
『な・・・!?』
『死ね!』
一撃を避けきれず、頬を掠める。
『う、うわ・・・うわあああ!』
俺は走り出す。殺される。怖い。死にたくない。・・・気が付けば、目の前は崖だった。
『ここまでだな』
『く、来るな!』
ガラッ
『・・・!?』
足場が崩れ、俺は崖から落下する。
『(姉貴・・・ごめん・・・!)』
・・・そこで意識が途絶えた・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ