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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第二話「魔法/MAGIC」
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で一番背が小さい。タケルよりも背が小さなメガネの少年だ。
「あれ……?」
タケルがメガネの少年へ目を向けると、少年は気づかれなかったのかと怒り出す。
「あ、今更僕に気づいたのですか!?僕はキザマロ!委員長の頭脳とも言われている存在です。僕よりも背がでかいからといって威張らないでください!!」
「べ、別に……」
「とにかく!早くその帽子を取りなさい!ゴン太、あなたの出番よ!?」
タケルは彼を目に恐がるが、それと同時に彼もタケルを見て恐がり出した。
「い、委員長!こいつ一昨日俺を突き飛ばしたんだぜ!?」
「何を言っているの?あなたよりも体の小さい子があなたを突き飛ばすわけがないじゃない!?」
「とにかく!その子から帽子を取りなさい!?」
「え、え!?」
「……」
ゴン太もまた突き飛ばされるのではないかという恐怖と、タケルはまた追いかけられるのではないかという恐怖感で双方は動かずにじっと身を震わしていた。
「こらこら?やめないか」
と、校門から白衣を着た男が出てきた。アフロのようなモジャモジャ頭に愛称のいい優しそうな表情が印象的だ。
「あ、育田先生?」
と、委員長は振り向いた。タケルは先生と聞いて嫌ってはいるが、この教員を見た瞬間、警戒心が和らいだ。
「やぁ?おはよう、君がタケル君かい?話は聞いているよ、私は育田道徳。君のクラスの担任だ。よろしくな?」
「……あ、蒼霧タケルです……」
「うん!自己紹介できたね?立派だ」
「……?」
自己紹介したくらいで立派?タケルはそう不思議に思っていた。
「よく学校へ来てくれたね?君は一昨日早退したようだけど、別に嫌だと思ったら学校へ行かなくても良いんだよ?」
「え……?」
道徳の言葉にタケルや委員長たちも驚いた。
「え、学校へ行かなくてもいいの?」
と、ゴン太。
「う〜む……理解できません…」
キザマロも合意的な口調で納得できない。
「いいかい?世の中には学校で学ぶ事よりもたくさん学ぶことがたくさんあるんだよ?」
「そうなんですか?」
と、委員長。
「ああ、それに愛好を求めて無理やりな行為を続ける事は遺憾だよ?ルナ君」
道徳はそう委員長こと、白金ルナへ振り向いた。すると彼女も目的を悟られたのか焦った口調で言い逃れをしようとした。
「わ、わたしはタケル君のことを思って……」
「「嘘だ……」」
見苦しい彼女を見てゴン太のキザマロはそう呟いた。
「まぁ何にしろ、こうやって勇気を振り絞って来てくれたんだ。私は大いに君を歓迎するよ?タケル君。もし、症状が悪くなったらいつでも私に言いなさい?」
「はい……」
「さて!それじゃあ役者が揃った事だし、教室へ戻るぞ?」
タケルはこの道徳という担任にとは始めて会うも、恐怖感や過去の回想が重なる事もなく、なのはの時と同じ
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