第二話「魔法/MAGIC」
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化物へ向け、彼女の心に浮かんだ呪文を唱えた。
「リリカル・マジカル!」
「忌まわしき力はジュエルシード」
フェレットの叫びになのはが続いて、
「ジュエルシード!封印!!」
杖から光の翼が生え、そこから光の帯は放出し化物を拘束して、足掻く化物の額にはローマ数字が浮かび上がった。
「リリカル・マジカル、ジュエルシード・シリアル21……封印!」
杖を掲げると、杖の先の赤い水晶は光だし、その光が化物を貫いて奴を封印した。そして、瓦礫となった場所にビー玉のサイズ程の宝石が隠れており、それをなのはが拾い上げた。
「それが、ジュエルシードです。レイジングハートで触れて?」
フェレットの言葉でなのはは杖こと、レイジングハートをジュエルシードへ近づけると、レイジングハートの水晶はジュエルシードを吸い込んだ。
戦闘が終わり元の姿へ戻ったなのははキョトンと立ち尽くしている。タケルも元の姿へ戻ると、片手に握るモデルXを見た。
『見事だ。君の能力は想像以上だったよ?』
「やっつけたの?あの化物……」
『ああ、とりあえず一安心だ』
その後、二人は公園でフェレットとモデルXから事情を聞きだした。そこでタケルはフェレットが喋ることに気がつき、なのはもいつの間にタケルがライブメタルという物質を持っていたのか、聞きたいことは山ほどあるが、最初は彼らの自己紹介から始めた。
「僕は、ユーノ・スクライヤ……「スクライヤ」は部族名だから、「ユーノ」が名前です」
「ユーノ君か、可愛い名前だね?」
「あの……すみません。あなたを巻き込んでしまって」
ユーノは戦いになのはを巻き込んでしまったことの罪深さを感じており申し訳ないと思っているが、なのはは特に気にしてはおらず、
「気にしないで?それと、私は高町なのは、家族からも友達からも皆「なのは」って呼んでいるよ?それと、こっちの子がタケル君。少し人見知りがあるけど、本当は優しい男の子なの」
と、なのははタケルも紹介し、言葉を喋るフェレットに驚きながらも彼はお辞儀をした。
『じゃあ、次は僕の紹介かな?』
そういうとモデルXは宙に浮いてタケルやなのはの前で自己紹介を始めた。
『僕は、意思を持った金属融合物質生命体ライブメタルの一種、モデルXです。まずは、仲間のユーノを助けた事に礼を言わせてください』
「一種ってことは、君以外にもまだライブメタルはあるの?」
と、タケル。
『開発中だけどね?今のところ僕が初号機で、もう一体は……いや、またの機会に説明しよう。そもそもユーノは先ほど出現したあのイレギュラー化した「ジュエルシード」というロスとギアを回収するべくこの世界へ派遣されたんだ』
「ジュエルシード……?それにロストギアって?」
科学者の両親をもタケルでさえ聞き覚えのない用語ばかりであって首をかしげていると、
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