第二話「魔法/MAGIC」
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第二話
「魔法/MAGIC」
タケルはなのはと共に目の前の化物と対峙していた。先に先手を打ったのは化物のほうで、化物はなのはへ向けて突進をかけたが、その刹那ジュエルシートの球体が反応し、結界を生じて彼女の身を守った。
「なのはちゃん……!」
タケルも応戦をしたいが、武器のようなものが見当たらず戸惑っていると、
『右腕を目標に向けるんだ。バスターへ変形する!』
「バスター……?」
タケルはモデルXに言われたとおり右腕を化け物へ向けると右腕が変形し、一種のアームキャノンへ変形したのだ。
「じゅ、銃……?」
『照準を定めて、バスターは自分の意思で放てる!』
「よ、よしっ……!」
タケルはバスターの銃口を化物へ向けそして撃つという意思のもとバスターから光弾が放たれた。
「……!?」
バスターの光弾は化物に命中し、それなりのダメージを与えた。しかし、化物はなのはよりもロックマンとなったタケルへ敵対姿勢を向けてしまった。
「き、来た……!?」
『もう一発!敵はだいぶ弱っている。チャージショットを!』
「ちゃ、チャージ……?」
『バスターの腕に力を込めて?通常の数十倍もの威力が放てる』
「こ、こうか!?」
タケルは右腕へ力を込めると、バスターの先からエネルギーが集結し、巨大な光弾へと膨らんでいく。
『今だ!』
「いっけえぇ……!」
タケルが放ったチャージショットは凄まじい速さで風を切り、そして化物へ命中した。化物はもがき苦しみ、そして体が幾つもの破片へと分散して飛び散り、それが塀、電信柱などに衝突して穴が開き、倒れるなど、もがき苦しんでいた。
「や、やったの……?」
「いいえ、まだです!封印を!?」
と、フェレット。
「ふ、封印!?」
慌てるなのはにフェレットは解説する。
「僕等の魔法は発動体に組み込んだプログラムと呼ばれる方式です。そして、方式を発動させるために必要なのは、術者の精神エネルギーです。そして、あの化物は忌まわしい力によって生み出された思念体、アレを停止させるにはその杖で封印してもとの姿に戻さなくてはいけないのです」
「よ、よくわからないけど、どうすれば!?」
「本来、攻撃や防御などの基本魔法は心に願うだけで発動しますが、より大きな力を必要とする魔法には「呪文」が必要なのです」
「呪文?」
「心を澄ませて?心を澄ませば、あなたの心に呪文が浮かぶはずです」
「……」
なのははフェレットの言うとおり目を閉じ、精神を集中させる。そのとき、化物が再び彼女に襲い掛かるが、その化物の動きを抑えるかのように数発の光弾が化物の突進を抑えた。
「なのはちゃん!僕が動きを止めるから、君は早く……!」
なのはの盾となってタケルが援護射撃を続ける。
「ありがとう!タケル君、よし……!」
なのはは杖の先を
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