Sとの会話・真実の欠片
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シグナムは理解したようだ。
「つまり、この地球の実体の有無などにも関わらず事象や概念なども起こったこと全てが『地球の記憶』になる訳ですか?」
「だいたい正解だ。」
ちなみにヴィータは混乱状態に陥っている。
「これらは莫大なエネルギーであり、もし、これが『兵器』として運用出来たら…?」
シグナムとザフィーラは戦慄を覚える…。地球の記憶といったら恐ろしく多様性と柔軟性のある兵器になるぐらい想像がつく…。
「ということは…」
先程の戦闘を思い出すザフィーラ。
「あぁ、アイツは『天気の記憶』のドーパント、ウェザードーパントだ。ついでに言っとくが奴は元は人間だ。」
「…」
「マジかよ…」
やはりと頷くシグナムに驚愕するヴィータ。
「ドーパントだって使用者がいなければ現れない。」
「はい、はーい質問!!」
「はい、嬢ちゃん。」
「じゃあ、人間はどうやって『ドーパント』になるんだ?」
ヴィータは宗吉に質問する。すると、宗吉は懐に手を入れるとUSBメモリらしき物を取り出す。
「こいつを『ガイアメモリ』と言って地球の記憶が内包されている。他にも色々あるがな…。」
そして、しばらく考えると宗吉は 再び口を開いた。
「少し、昔の話をしよう…。」
ある次元世界に一本の『ガイアメモリ』が漂着した…。既に壊れかけていたがその次元世界には『ガイアメモリ』は無くそこの研究者にとってはまたとない代物だった。
メモリの研究は進み、ついには独自のメモリを作りあげるまでに至った…。
しかし…
質量兵器への発展への危険性があると言われ全ての次元世界を管理する組織「時空管理局」により研究が凍結されてしまったのである。
研究員達も有用性を必死に説いたが無駄に終わり諦めかけていたが…
ある研究者の一人がそのデータを盗用。自分、独自のメモリを造り上げた。勿論、兵器運用のためである。その研究者はガイアメモリの研究凍結に異を唱えた者のリーダーだった。
管理局は研究員を拘束のため部隊を向けた…
結果は惨敗。返り討ちにあい多くの被害が出たと言う。
「そして、俺はその部隊の生き残りだった…。」
宗吉は哀しげに…しかし、拳は悔しさを現すように握り締める…。
そして彼の部隊が壊滅した原因
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