怒るS・灼熱の切札
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『ヒート・メタル!!』
電子音声と共に姿を現したW。その姿は右側が赤色に変わり、熱を発しているのが分かる。
「こんの!」
メタルシャフトを振る…しかし、何も起こらない。
「あれ?」
『ルナメモリじゃないから伸びないよ…。』
「うっそ〜ん!?」
思わず驚く翔子。
「なに茶番をしてるんですか?」
呆れながらWを見る怪人。ちなみにシグナム達も冷めた目で見ている…。
「舐めんじゃないわよ!」
意地で怪人に突っ込むW。メタルシャフトを振り回すが怪人はひらりとかわす。
「甘いです…。」
そして、突きを外した隙にメタルシャフトを捕まれてしまった…。右手が再び吹雪を放つべくWに向けられる。しかし…
「かかったわね…」
「!?」
その瞬間、Wの体が凄まじい蒸気を出すほど発熱する。メタルシャフトを握る怪人の左手も燃え上がる。
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!?」
熱で苦しみだす怪人…。
『このまま決めよう!』
その状態のままWはドライバーの左側のメタルメモリを引き抜きメタルシャフトのスロットに挿入しようとしたが…
「なんてね。」
バチチチチチ
「「!?ぐあぁぁ!!」」
赤い稲妻がWを襲う。
「フィリップ!翔子!」
スカルもあわてて駆け寄ろうとしたが…
「はっ!」
スバン
「ぐっ!!」
怪人による稲妻の牽制により近付けない。
「もう少し手応えがあると思ったんですが…」
怪人は右手を振り上げると巨大な雷を纏った水球が形成される。
「それにしても一思いに殺すのも難ですからジワジワと殺してあげましょう…。」
どう考えても言動と行動が一致していない気がするが怪人は思い切り水球をWに叩き付ける。
「「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
そのまま水球に取り込まれ放電と息が出来ない二重の苦しみを味わうW。怪人はその様子を見て楽しそうに笑う。
しかし…
「ラケーテン・ハンマー!」
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