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真似と開閉と世界旅行
会議〜
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もない」

「そうですか・・・」

「愛依は?」

「少し一人にして欲しいと・・・」

「・・・だよな。あいつ、ずっと強気に振る舞いやがって・・・」

「・・・え・・・」

「演技だよ。アイツはまだ母親や父親のことを引きずってる」

「気づいて・・・たんですか?」

「身内のいざこざであんなすぐに元気になるもんかよ」

「・・・」

撫子が黙ってしまう。

「・・・どうせ愛依に頼まれたんだろ?」

「・・・はい。私は・・・友達などと言っておきながら・・・愛依の・・・」

「んなの気にすんな」

「ですが・・・」

「友達だからってホイホイなんでも解決するもんじゃない。・・・ただ、答えを出しやすいように支えてやることはできる」

「咲さん・・・」

「・・・ほら、地核に到着したみたいだし、早く・・・ぐっ!?」

「咲さ・・・あうっ!?」

身体がぶれるような感覚に襲われ、俺と撫子は床に倒れる。

「まさか・・・これが修正力か・・・」

「ちっ・・・彩雅の奴、こんなんでよく動けたな・・・」

見ると黒羽と知也も倒れていた。世界の・・・修正力?

「イレギュラーを排除しようとする力・・・です」

「それは知ってる・・・けど、俺達には修正力は働かないんじゃ・・・」

「・・・それ、は・・・この世界は・・・」

「サキ、どうしましたか!?」

「大丈夫・・・後から行くから、先に・・・」

「・・・わかりました。時間はありませんよ」

アビスメンバーが走っていく。・・・侵入者がいるなら俺達は邪魔だ。



「みんな・・・平気か」

「揃いも揃って這いつくばってんのを平気とは言えないぜ・・・」

知也が人の揚げ足を取りながらも何とか立ち上がる。

「(連続だけど・・・)」

Aモードを発動、無理矢理立ち上がる。

「みんな!」

愛依が駆け込んでくる。

「愛依・・・無事、なのか・・・?」

「少し身体が重いけど・・・今だけは破壊者で良かったよ」
「そうか・・・なら、みんなを頼む」

「咲は?」

「Aモードを発動したんだ。・・・多少なりとも戦わないと割に合わない」

外に出ると、いきなりガイが吹き飛んできた。

「ガイ!?」

「く・・・」

「弱いねぇ。もう終わり?」

そこにいたのは・・・烈風のシンク。

「シンク・・・!」

俺は空間から大剣を取り出す。

「・・・侵入者ってのはお前か」

よく見るとまともに立っているのはジェイドだけだ。

「ああ、まだいたんだ。・・・何人いても同じだけどね」

「ここにいたらテメエも死ぬぜ」

「構わないよ。アンタ達を
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