会議〜
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になったのは、スピノザが俺達“い組”を裏切ったからだ」
「こんな年寄りでも障害物にはなるわ。あなた達はタルタロスへ行きなさい」
「・・・どけ」
「馬鹿もん!どくんじゃ!」
「仲間の失態は仲間である俺達が償う」
「行きなさい!」
「く・・・」
「・・・ルーク!時間がありません!」
「兄さんに追い付かれると作戦が失敗するわ!・・・イエモンさん達の死を無駄にしたいのっ!?」
「わかってる・・・!ごめん・・・ヘンケンさん、キャシーさん、アストンさん・・・!」
俺は知也に支えられながらタルタロスに急ぐ。
「(あの太刀筋・・・どこかで・・・)」
「・・・老人とはいえ、その覚悟や良し」
ズシャア!
「・・・ごめんじゃない・・・ありがとう・・・だろ・・・が・・・」
「・・・そうねぇ・・・あの子達が帰ってきたら・・・言葉の選び方を・・・教えてあげましょう・・・ね・・・」
・・・俺達はタルタロスを発進させた。
「・・・なんでぇ・・・?イエモンさん達・・・関係ないのに・・・」
泣きじゃくるアニスの頭に手を載せる。
「私は・・・自分の国民も守ることができなかった・・・」
「・・・俺が非力だったからだ・・・くそぉっ!!」
ルークが涙を流しながら壁を叩く。
「落ち込んでいる暇はないわ。私達には地核を静止させるという仕事が残っているのよ」
ルークがその言葉を聞いてティアの胸ぐらを掴む。
「おまえっ!そんな言い方をしなくてもっ!」
「ここで泣いて悲しんでいても何も始まらないのよ。・・・大佐や黒羽達は作戦準備を進めているわ。それを忘れないで」
ティアがルークの手を払い、室内に入る。
「・・・彼女、瞳が潤んでたな」
「・・・え?」
ガイの言葉にルークが聞き返す。
「爺さん達を殺したのはティアの兄貴だ。この中で一番泣きたい気持ちなのは、誰なんだろうな」
ルークも涙を拭き、ブリッジに向かう。・・・そしてブリッジに入った時・・・アラートが鳴った。
「な、なんだ!?」
「侵入者よ!」
「まさかヴァンか!?」
・・・結局、地核に入ってから侵入者を迎撃することになった。
「咲さん、傷は大丈夫ですか?」
撫子が聞いてくる。
「ああ。Aモードを発動させていたし・・・何より浅かったからな。もう傷もダメージ
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