会議〜
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達は神託の盾に囲まれる。
「スピノザも言っていたが、ベルケンドの研究者どもが逃げ込む先はシェリダンだという噂は本当だったか」
「そこをどけ!」
「お前達を行かせる訳にはいかない。地核を静止状態にされては困る。港も神託の盾騎士団が制圧した。むだな抵抗はやめて武器を捨てろ!」
その時、イエモンさんが物陰から飛び出してきた。
「タマラ、やれいっ!」
「あいよ!」
タマラさんが火炎放射器を神託の盾に向けて発射する。
「今じゃ!港へ行けぃっ!」
「けど・・・」
「奴らにタルタロスを沈められたら、あたしらの仕事が無駄になるよ!」
「時間がない!早くせんか!」
「怯むな!狭い街中では死霊使いといえども譜術を使えない!」
俺達は迫る神託の盾兵を倒していく。
「狙い撃つ!」
知也が的確に、一発も逸らさず全て急所を撃ち抜いていく。
「カートリッジロード!燃えろ!」
「操影術!」
黒羽は撫子も頑張るが、いかんせん街の中だ。
「ジェイド!」
「無理です!味方識別のない一般人が多すぎる」
「きゃっ!」
銃弾がナタリアを掠める。それを抑えようとイエモンさんがリグレットに向かうが・・・
「邪魔だっ!」
「ぐおっ!?」
「イエモンさんっ!」
「あたしら年寄りのことより、やるべきことがあるでしょうっ!」
「さっさと・・・いかんかぁっ!!」
「・・・行きましょう!早く!・・・サキ、頼めますか!」
「ああ!」
俺は闇を解放して、Aモードを発動させる。
「シネェッ!!」
高速で立ち塞がる敵のみを爪で切り裂いていく。
「ルークッ!」
俺達は神託の盾に追われながらも逃げ出す。
「ここから先にはいかせん!」
「させるか!タルタロスには俺達の手も入ってるんだ!ルーク様、ナタリア殿下。北の出口が手薄です。そこから・・・ぐあっ!?」
街の人が斬り倒される。あれは・・・もう助からない。
「く、くそっ・・・!」
ルークは拳を握り締めて走り出す。
「無駄だぁ!」
するとシェリダンの女性が兵士を抑える。
「女だからって馬鹿にしないで!」
「危ないですわ!おやめなさい!」
「いいんです!それより時間がありません!早く!」
ナタリアは震える手を抑え、振り返る・・・直後。
ズバァ!
「きゃあっ!?」
「ああっ!?」
・・・その音と悲鳴が何を意味するのか、すぐに分かった。
「な・・・なんてことなの・・・っ!」
だが、止まる訳にはいかない。俺も兵士を蹴散らしながら進む。
「海に落としてやるわっ!
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