Vとの激闘・鉄槌と鋼鉄
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た。
「「はっ!」」
「っ!!」
抜かれた武器は鞭のようにしなりヴィータを叩く。彼女は叩かれた勢いで地面に転がる。
この武器こそ『メタルシャフト』である。
「フィリップ…これってもしかして…………」
『そう、僕(右側)が属性を司り、君は武器担当だよ。』
良くできてるな…感心をする翔子。
「てめ…」
「てい!」
「ぐはあ!?」
立ち上がろうとするヴィータに容赦無くメタルシャフトを振るW。ヴィータは防御に徹するに精一杯で反撃出来ない。
『よし、一気に決めよう!』
Wはメタルメモリを抜くとメタルシャフトのスロットに差し込む。
『メタル・マキシマムドライブ!!』
電子音声が鳴り響く。
「「W・ルナバスター!!」」
必殺技の名を高らかに叫ぶとメタルシャフトが激しく龍のようにうねり、ヴィータを襲う。
「!」
ヴィータも回避をしようにも消耗した体力では体が言うこと聞かない。
(ごめんなさい…はやて…………)
ヴィータはやられることを覚悟したその時…
「「「!!」」」
何者かが割って入りメタルシャフトを止める。浅黒く白色の髪をした大男だったが青いフサフサとした耳は決して人間のそれでは無い。
「ザフィーラ!!」
ヴィータは驚きの声を上げるが…
「シグナム!後ろだ!!」
「!」
ザフィーラと呼ばれた大男はシグナムに叫ぶ!シグナムは反応し、後ろを見るとスカルと黒いハット帽の男と組み合っていた…。
(私が……今まで気付いていなかった…だと…!?)
確かに戦士としてはかなりの経験のあるシグナム。しかし、その彼女が気付かないとなると…
(かなりの…手練れ…)
確実にスカルがいなければ今頃どうなっていた事か…
「コイツの相手は俺だ…」
スカルは援護を不要と言わんがごとく言い放つ…
「おや?良いんですか?」
謎の人物が挑発するように呟く…。
「貴様の相手は俺じゃないと務まらないだろ?」
「それはどうですかね?」
男は顔を上げる。月明かりに照されて凶悪な笑みを浮かべた鍵鼻の悪人相な顔つきが垣間見えた。
『ウェザー』!!
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