王子の悩み・魔帝の根城
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ダークライダー…
都市伝説である『仮面ライダー』の中でも特殊な存在である。その姿はライダーの意匠でありつつも『悪』を司るモノ。
確かに鴻上ファンデーションやスマート
・ブレインなどの企業…警視庁や一部特殊な公共の組織に開発されたライダーシステムがあり、また、一号といった組織に所属していない昭和ライダーの活躍もあり仮面ライダーは正義の存在と認知されている。
しかし、強大な力を『悪』へと使う者はいつの時代にもいる。『力』という定義では仮面ライダーもまた『力』。悪としてその力を使う仮面ライダーはダークライダーと呼ばれる。だが、その存在は少なく数も減ってきており人々は関心を示そうとはしなかった…。
ある事件が起こるまでは……
ーーーーーーーーー
キャッスルドラン
〜王の間〜
「はあ……」
少年、タイガ・ノボリは頭を悩ませていた…。普段なら綺麗に整っている茶髪はボサボサで黒曜石のような瞳の下には隈が出来ている。
『タイガ〜、大丈夫か〜?』
「これが大丈夫に見えるかキバット?」
その彼の周りを飛び回る金色と黒の蝙蝠…。キバット族の『キバット・バット三世』である。
『王への即位が近いんだし無理するなよ?』
「したくないのはヤマヤマナンだけどね…」
彼はファンガイアの中でも王家の血を継ぐ者であり、王への即位も近い。それに今はファンガイアだけではなく怪人と人間との共存が実現しつつあり、今は平和そのものの筈
だった…。
「見てよキバット…今朝の新聞…」
『どれどれ…【スカルカイザーまたも現る!!】出現地域の施設は被害甚大…。ファンガイア王家との関連あり!?』
「参ったもんだよ…。【骸骨帝事件】からロクなことがない…。」
トップを飾っていたのは返り血を浴びる蝙蝠のライダー…。仮面ライダーキバに酷似しているがその姿はまさに悪者のようだ。
『これ、タイガじゃないのか?』
「馬鹿言わないでくれ。明らかに違うでしょ!目の色とか骸骨とか骸骨とか……。まあ、こんなにキバと似ているんじゃさここに疑いきても仕方ないと思うけどさ…」
キバ…その正体はファンガイアの王たりえる者が扱える鎧の使用者である。その種類は『金色の鎧』とダークキバと呼称される『闇の鎧』がある。闇のほうが力が強いが扱いにくく、力も強大。王であったタイガの父も出力が安定している金色を使っていた。
本来ならサガなど一部を抜けばこの二種類…のはずだった…。
ある日、突然現れた『謎のキバ』…。
骸骨を模したその意匠で突如現れ、怪人を圧倒的な力で圧倒、蹂躙しさっていく謎のライダー…。その神出鬼没さから『死神』、もしくは、骸骨に帝のようなオーラから『スカルカイザー』と呼ばれて
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ