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仮面ライダーダークキバ・SKL
闇夜の骸骨
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少女は元々キリスト教を信じていたわけでもなんでもないが、この近くを通りかかったさい、この建てたばかりのこの教会はなんだか物珍しかった…。さらに、ドアが半開きだったこともあり、興味を惹かれ中に入ってきたのだ…。

「すいません、今、出て行きま…」

『その必要はないですよ…』

迷惑になってはと出て行こうとする少女だが、神父は彼女の腕を掴み、同時に礼拝堂の扉が音をたてて閉まる。明らかに異様な空気に少女の背に寒気が走る…。

『今日は晩餐会になりますから。丁度、活きの良い御馳走が来たところですし…』

「え?」

すると、神父の顔が徐々に彼の正体である蝙蝠男に変わっていく…。

「ひっ!」

少女は必死に逃げようとするが蝙蝠男の腕力はかまりにも強く掴まれた腕を振り払うことが出来ない。

『さぁ……お前の血を、よこせェェ!!!!』

「いやあァァァァ!!!」






ゴゴゴゴ…!!



蝙蝠男がその牙を突き立てようとした刹那…

教会の床に地割れがはいり、赤い光が漏れる…やがて、その口は開いていきそこから灰色の『何か』が上がってくる…。
 


「キバ…?」


少女はそれに似た存在を知っていた…。

仮面ライダーキバ…

蝙蝠やヴァンパイアを思わせるその意匠は独特な仮面ライダー…

その正体は怪人ファンガイアの王の資格があるもののみが着用を許される『キバの鎧』を身に付けた変身者…。

しかし、本来そのライダーの色は赤に黄色い蝙蝠のような複眼を輝かせているのだがこのキバらしきものは彼女が知っているデザインより刺々しいし無機質な色は岩石を削った彫刻のよう…
それに微妙にデザインが悪者に見える…。

『ひっ!ひいい!?』

「?」

その存在を確認した蝙蝠男は突然、異様にまで怯えたし少女から手を放し這い蹲る。まるで、猛獣のいる檻の中に入れられた小動物のように…

ガシャーン

『ケケケ…!!』

「!」

同時に教会のステングラスを突き破り握り拳くらいの何かが飛来する。それはキバ(?)の頭上で制止し、初めてそれが何なのか彼女に解った…
それは…






人の髑髏であった…







ギョッとした少女だ髑髏はキバ(?)の頭に収まると目があったであろう穴が一瞬赤く輝き、強い衝撃波が起こる。同時にキバ(?)の表面部分が吹き飛び中から鮮やかな色の鎧が現れ、ボロボロのマントがなびく…。


仮面ライダーダークキバ…それはあまりにもそれに酷似していた……
相違点は額の髑髏も勿論だが複眼が淡い青みがかっていることや紅より黒よりの配色になっていること…。両手両足の封印。さらには胸部の蝙蝠のような意匠の部
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