和平に向けて〜
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ダアトにありますよ」
「ですが、ディストは僕達に・・・」
「約束の場所というのは多分、ケテルブルクです。放っておけば待ちくたびれて凍り付きますよ」
「・・・少しだけ可哀想だと思った・・・」
「奇遇ですね、黒羽さん・・・私もです」
・・・まあ、結論から言えば飛行譜石はさしたる被害も受けずに回収できた。そして、どちらの国にも属さないケセドニアからもアスターを会談に参加させたいとイオンが言ったので俺達は復活したアルビオールでケセドニアに向かう。
「・・・う」
いきなり愛依が立ち止まり、頭を抑える。
「愛依?どうした?」
「何でも・・・ない」
愛依は軽く頭を振って俺を見る。
「・・・ちょっと散歩してくるよ」
「・・・ついていこうか?」
「・・・う、ううん・・・一人で平気・・・」
愛依はそう言ってふらふらと歩いていく。
「・・・咲さん」
「ああ、頼む」
「・・・はい」
撫子が愛依の後を追う。・・・声、だよな・・・
「(俺は・・・あいつの傍にいてやれないのか・・・)」
愛依は撫子やリパルに任せよう。
愛依〜
・・・アスターさんにも説明したけど・・・ノエルさんが両陛下をユリアシティに連れていくために、アルビオールは外殻に行ったので、一晩泊まることになった。・・・夜になって、こっそりとアタシはリパルを持って砂漠に出る。
「リパル、起きて」
『・・・?・・・え!?』
リパルが驚く。・・・そりゃそうか。
『な、なんで一人で砂漠に出てるッスか!?魔物が・・・』
「わかってるよ。・・・でも、少しでもリパルを扱えるようにならないと」
『でも・・・!』
「危なくなったらちゃんと逃げるよ」
『・・・!』
「それに・・・問答してる暇はなくなったよ」
魔物が迫ってくる。
「行こう。まずは・・・方天画戟から」
アタシはリパルを握りしめ、走り出す。
「やぁぁぁぁ!!」
ズバァァン!
魔物が一撃で吹き飛ぶ。
『右ッス!』
「OK!」
遠心力を利用して迫ってきた魔物を切り裂く。
「・・・リパルサー!」
『了解ッス!』
ダークリパルサーとハンドアックスに変形させる。
ガキン!
魔物の一撃を受け止め、空いているダークリパルサーで魔物を打ち倒す。
「・・・リパル・・・鎌!」
『・・・はいッス!』
鎌に変形させるが・・・やっぱり刃が安定しない。
「くっ・・・そ!」
魔物に向かって振るが、そういう時に
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