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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第99話 白い百合の花 
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る事が2つあった。1つは、私の名前の由来。2人の名前の頭文字をとったんだよね。」

お父さんは「ヤスジ」、お母さんは「マミ」。2つ合わせて、「マヤ」。私の名前になる。

マ「もう1つは、2人が白い百合の花が大好きだって事。」

風が吹いて、静かに百合の花が揺れる。

マ「この2つだけは、なぜか忘れる事が出来なかった。」

また風が吹いて、私の髪の毛が風になびく。

マ「私は2人がいなくいても大丈夫。私には動物たちがいるし、仲間がいるし、新しい家族がいるから・・・2人は、天国から私を見守っててくれるだけでいいから。」

私はそう言うと立ち上がった。

マ「また来るから。今度来る時はおまんじゅうでも持って来るよ。」

くるりと右回りをして、森を出ようとすると、

?『元気でな・・・』

?『体に気をつけてね・・・』

マ「!!?」

後ろを振り返っても誰もいない。でも、今の声は確かに、お父さんとお母さんの声だった。私はもう一度お墓に手を振って、森を出た。また風が吹いて、また静かに百合の花が揺れた。

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再び列車に乗って、マグノリアに帰って来て、そのまま真っ直ぐ家に直行する。

マ「ただいま〜。」

フ『お帰り〜。』

誰もいないのに、どこからかフレイの声が聞こえたような気がした。あれ?玄関が以上にきれいに見える。それにしても、

マ「疲れたぁ〜・・・」

部屋のドアを開けると、

ナ&ハ「お帰り〜!!」

マ「ひゃあーーーーーーーーーー!!?」

私はその場にひっくり返った。すぐさま飛び起きて、目の前にいる2人の事を指差すと、

マ「ななななななななな何でナツとハッピーがいるのぉっ!?」

ナ「いやぁ〜、なんとなくな。」

ハ「あい。なんとなくです。」

意味わかんないよ〜・・・確かに、植木鉢の下にある合鍵使って中に入っていいとは言ったけど、

マ「家主がいない時に入るバカがどこにいる!!」

思いっきり怒鳴ると、ナツとハッピーは、

ナ&ハ「ここにいる。」

自分の事をを指差した。もぉ〜。

マ「はぁ、仕方ないか。今から晩ご飯作るけど、ナツとハッピーも食べてく?」

ナ&ハ「ごっつぁんです!!」

よ〜し、張り切って作るぞ〜!!自分で言うのもなんだけど、料理は得意な方なんだよ。ミラやユモにも時々教わったりするしね。フレイも私の手料理を気に入ってたし。そういえば、2人は何が好きなんだろう?ハッピーは魚だと思うけど、ナツは・・・まぁ、何でも食べちゃいそうだ
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