第99話 白い百合の花
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こは私が生まれた街なんだ・・・」
そう。昨日、マスターが私が生まれた街はシェガルーウィリーだってって教えてくれたの。何でマスターが知ってるのかは分からないけど・・・そんな事より、この街にあるホライズンとゆう森に私は用があって来た。でも、全く道が分からないので、街の人たちに聞くしか方法がなかった。
マ「すいませ〜ん、ホライズンの森はどこにありますか?」
近くを通った無精髭のおじさんに聞いてみる。
街1「あぁ。ホライズンの森は、この道を少し行ったところを右に曲がって、そのまま真っ直ぐ進めばすぐだよ。」
マ「ありがとうございます!!」
私はお礼を言って、言われたとおりにシェガルーウィリーの街を歩いて、ホライズンの森を目指した。
****************************************************************************************
無精髭のおじさんが言ったとおりに歩いていくと、確かにホライズンの森はあった。私は森の中に入っていった。少し薄暗いけど、気持ちがいい。こうゆう場所に動物たちはたくさんいるんだよね〜。でも、今は動物たちと会ってる場合じゃない!どんどん奥に進んで行くと、見慣れた場所に着いた。そこは、私が14年前に実の親に捨てられた場所。その場所に、自分の背丈と同じくらいの大きな石があった。その石に、「X778年、X月X日、ヤスジ・ララルド&マミ・ララルド ここに永遠の眠りを捧げる」と彫られていた。私はその石の前にしゃがみ込む。
マ「お父さん、お母さん・・・」
そう、この石は、私の実の親のお墓。私はそのお墓の傍に、手に持っていた白い百合の花束を置いて、手を合わせる。
マ「・・・私を守るために、14年前、ここに捨てたの・・・?」
私は聞こえるはずがない実のお父さんとお母さんに話し掛けた。
マ「私はあの後、伝説の不死鳥、鳳凰に拾われて、7年間育ててくれた。でも、ある日姿を消して二度と帰って来なかった。それから私は魔道士として旅をして、憧れだった魔道士ギルド、妖精の尻尾の魔道士になれたんだ。」
あの時は本当に嬉しかったなぁ〜。
マ「でも、何で言ってくれなかったの?私の体内に、火炎石ってゆう変な石を埋め込んだ事を。」
私はショートパンツのポケットの中にある火炎石を握り締める。
マ「この石のせいで、私の仲間や、大切な人たちに迷惑を掛けたんだよっ!!」
私は火炎石を握り締めたまま、更に硬く拳を握り締めた。
マ「私は2人を一生恨む。私を捨てた事や、みんなを傷つけた事・・・!」
いくら自分の本当の親だからって、こんな事、許せる訳がないっ!!でも、
マ「私、捨てられてからでも、覚えて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ