続く崩落〜
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変する。
「ほわ〜、ひろ〜い!たっか〜い!」
「・・・」
「どうしたの、ルーク」
ティアがルークに聞く。
「こんな物の上に暮らしてたなんて信じられねーやと思って」
「でも、これが事実よ。人間は自分の範囲にあるものしか目に入らないのね」
その言葉にジェイドが口を挟む。
「・・・しかし好奇心、知識欲は時として要らぬ事実を人に突きつける」
「外殻大地と同じだな」
「それでも、私達は見てしまったのですから、現実から逃げる訳にはまいりませんわ」
「それが俺達の責任・・・ってことか」
「急ごう。崩落は俺達を待ってくれねぇんだ」
そして、ティアがパッセージリングに近づくと、パッセージリングが起動する。
「・・・よかった。ここでも私に反応してくれたわ」
・・・後に聞いたが、何故か第七音素の使い手じゃないとパッセージリングは操作できない。また、起動するのはティアでないといけないらしい。
「やっぱり総長が封じてますか」
「そのようですね。しかし・・・セフィロトが暴走・・・?」
「なあ、赤いところを削り取るんだよな?」
・・・そして、ルークが超振動でヴァンが施した封印を消し去る。・・・どうやら夜な夜なティアと超振動の特訓をしていたらしい。
「この後は?」
「ああ、はい。光の真上に上向きの矢印を彫り込んで下さい」
・・・そのまま操作を進め何とか降下に成功する。
「・・・完全に降下したみたいだな」
「よかった。・・・へへ、何か上手く行きすぎて、拍子抜けするぐらいだな」
「あんまり調子に乗らない方がいいんじゃないですかぁ?」
「・・・う、それはそうかも」
アニスに言われるとルークが黙る。
「お、しおらしいな」
「調子に乗って、取り返しのつかねぇことすんのは・・・怖いしさ」
「・・・」
「ティア。んな顔しなくても俺、もう暴走しねーって」
「ううん。そうじゃないんだけど・・・」
「きっと疲れたんだよ。なんだかんだで降下に丸一日以上かかってるもん」
アニスがそう言った時・・・ティアの身体が揺れ・・・倒れる。
「おい、大丈夫か!?」
ルークがすぐに駆け寄る。
「ごめんなさい、大丈夫よ。・・・体調管理もできないなんて、兵士として失格ね」
「兵士だって体調を崩す時くらいあります。・・・大丈夫なんですか?」
愛依がティアに尋ねる。
「あ、ありがとう。でも本当に平気よ」
取りあえず確認の為、外に出る。
「間違いなく魔界だな・・・」
「けど、ここからどうやって外殻に戻るんだ?」
黒羽が言うとガイが頷く。
「そうか、アルビオールはま
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