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西郷どんと豆腐
第二章
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ごわす」
「これがでごわすか」
「小吉どんは今まで見たことがなかったでごわすか」
「今はじめて見たでごわす」
 実際にそうだというのだ。
「こんなに白いでごわすか」
「しかも美味いでごわすよ」
「一体どんな味でごわすか?」
「それは食べてわかるでごわす」
「そうでごわすか、これは」
 西郷は無意識のうちに好奇心から指をそっと出した、そして。
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