暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
雪降る街〜
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致があかねぇ!神託の盾の奴を追いかけて取っ捕まえようぜ」

「そうですわね。こんな狼藉を許してはなりませんっ!」

「待ってください」

撫子が二人を止める。

「勝手に入ってマルクト軍に見つかったら不味いです」

「・・・じゃあ、見つからないように行くしかないと思う」

愛依がそう撫子に言う。

「かくれんぼか。イオン様、ドジらないで下さいね」

「あ、はい!」
そのまま森に入るが、やはりこの大人数だ。

「・・・厳しいですね」

撫子が呟く。

「何とか隙を作れればな・・・」

その時、黒羽と撫子が相談する。

「ナタリアさん、予備の服はありますか?」

「?ございますわよ。でも・・・」

「ちょっと貸してくれないか?」

「構いませんが・・・」

そして二人が俺を見てニヤリと笑う。

「え・・・な、なんだよ。何でジリジリ近寄ってーーーーーーーーーーー」









「・・・む、そこ!何故この森にいる!」

「す、すみません・・・道に迷ってしまって・・・」

「ここは立ち入り禁止だ。さっさと帰れ!」

「で、でも・・・魔物がいて・・・怖くて・・・」

「・・・」

「お、お願いします・・・森を出るまででいいので・・・一緒に来てくれませんか・・・?」

「・・・仕方ない。わかった」

「あら・・・首にゴミがついていますよ?」

「・・・特に気にすることでは・・・」

「いいえ、せめてものお礼です・・・ふっ!」

ガッ!

「ぐ・・・!?」

そう言って首に手刀を落とし、気絶させる。

「・・・くそっ!何で女装しなきゃなんねぇんだよ!」

「似合ってますよ、咲さん」

俺は今・・・ナタリアの服を着て、髪を下ろして女装していた。

「何で俺なんだよ!ナタリアやティアでもいいだろ!?」

「私では上手く気絶させられませんもの」

「私も演技は苦手だわ」

「じゃあアニスや撫子に黒羽でも同じだろ!?」

「私じゃ首まで手が届かないもん。気絶させる力もないし♪」

「その通りだな」

「そうですよ」

「黒羽はともかく撫子には影があんだろーが!?」

「すみません、つい忘れてました」

「嘘つけ!あと黒羽、今カメラ持ってたろ!」

「安心しろ。もうカメラはない。クレス達に送ったからな」

「何してくれとんじゃああああ!!ルークと愛依!んなあからさまに顔を逸らして笑いを堪えるな!」

「わ、わりぃ・・・で、でもよ・・・」

「笑うなって方が・・・む、むり・・・!」

「サキ、いっそ私のメイドになります?」

「何で執事でも召し使いでもなくメイドなん
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