第一章
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て来る。
「一緒に飲みましょう」
「ああ、それじゃあな」
「後ね」
「後は?」
「そこのお店トマト自体が美味しいから」
今度はそのカクテルに使うトマトの話もした。
「後苺も出るから。ワインもいいし」
「赤が揃うね」
「赤大好きなのよ」
着ている服は黒だがそれでもだというのだ。
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