第三章
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薇買ってな」
「紅の薔薇だろ」
「それだろ」
友人達は彼の今の格好から予測して彼自身に言った。
「それ買ってあの人に贈るんだろ」
「そうするんだな」
「何でわかったんだよ」
匡は彼等の指摘に少し驚いて問うた。
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