第一話〜この世界と向こうの世界〜
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20XX某日
この日俺の現場は一変する
一瞬強い閃光が走った次の瞬間、今まで体験したことの無いような爆音と衝撃が轟いた。
衝撃が収まったので周りを見ると、見慣れたクラスメイトや先生が居た。
校舎は至って普通の小学校と変わらない。しかし、外の風景が普通では無かったのだ。
そう、そこは誰も見たことの無い世界になっていた。
狗相小学校は今、別の世界に在るのだ。
次の瞬間、また大きな爆発が起きた。
爆発が起きた方向を見ると、そこには何か大きな生き物がこちらへ向かって来るのが見える。
近づいてくるそれが何なのかは直ぐに判った。
龍である。昔話や神話に出てくるような龍がこちらへ向かって来ているのだ。
一人の生徒がにげだした途端に皆が逃げ惑った。
途中の犠牲者を除いたほぼ全員は近くの洞窟へ逃げ込んで行った。
そして、そこには一人の老人が居た。
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