A’s編
看護婦さんこそ最強
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今いるのははミッドにある病院の廊下。
私、フェイトとクロノは隣に並んで歩いていた。
「えっと、ごめんね?心配かけて」
「いや、君たちのおかげで慣れたよ」
そう言うクロノの目の当たりにはうっすらと隈が見える。
最近は寝不足なのだろう。
「あはは・・・。でも、やっぱ陽龍は陽龍だよね」
私はこのまま話を続けていると責められるような気がしたから、話を陽龍に逸らす。
「ああ、アイツか・・・。まったく、デバイスが注意しただろうに」
「でも、それでこそ陽龍って感じだよね」
私はそういうなり、ある一室のドアを開ける。
そこでは、丁度なのはが起き上がってお医者さんに検査をされていた。
「うむ、若いからか、リンカーコアも元のように動き始めているね。でも、危険はあるから魔法の使用は控えるようにね。次は・・・」
お医者さんはなのはから離れ、同じ病室の美愛の方へ行き、また検査を始める。
「君は大した怪我もなかったし、すぐに魔法も使えるようになるだろう。でも、やっぱり魔法の使用は控えるように」
「はーい」
「さて、最後に・・・」
お医者さんはそう言ってもうひとりの方へ行く。
「う゛ぅ・・・」
そこにいたのは、別に怪我もなかったはずの陽龍だった。
結局あのあと陽龍は魔力を使い続け、最終的に足りなくなって倒れてしまったのだった。
「君は魔力と体力、そしてレアスキルを使いすぎ。レアスキルだっていくらかの魔力を使うんだから、気をつけるように。当分はレアスキルの使用はやめなさい。控えるじゃないよ?ドクターストップです。魔法は・・・まあ、言っても聞かないだろうから、多少は許すけど、前回みたいなことにならないよう、注意をしてください。それでは。
あ、クロノ執務官。ちょっとお話を・・・」
お医者さんは陽龍を診たあと、ドアの近くに立っていたクロノを連れて病室を出て行った。
「えっと、大丈夫?三人とも・・・」
「うん。私はリンカーコアがちっちゃくなっちゃったらしいけど、回復を始めてるらしいの」
「私もなのはと同じ。ま、なのははレイジングハートが壊れちゃったことくらいだね。怪我的にはおにぃのが重症だし」
「重症・・・って、大丈夫なの、陽龍!」
「あー、うん。体力も魔力もだいたい回復してきてるからいいんだけど、体の疲労が・・・つまり、筋肉痛がマジでヤバイ。動くと軋むぜ、色々と」
「本当に重症だね・・・」
いろんな意味で。
「そんなことよりフェイト、今日はどうした?お見舞いか?」
「え?ああ、うん。三人のお見舞いと、バルディッシュの様子を見にね」
「ああ・・・そういえばバルディッシュとレイジングハート、壊れたんだよな。ヒカリも所々にガタがきてるらしいし」
バルディッシュ
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