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アマガミフェイト・ZERO
十二日目 十二月二日(金) 後編
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 セイバーが、塚原を横目で見ながら、純一の耳元に顔を近づける。
「ああ、塚原響先輩。ほら、森島先輩がよくひびきって言ってる、その人」
「ふーん。……部活って?」
「え? ああ、水泳部だよ。塚原先輩は部長なんだ」
 セイバーは、ふーんと呟きながらも、それでもまだ何かが引っ掛かってる様子だ。
「それでなのかな」
「どうかしたの?」
「強い水の匂いがしたのよ」
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