第五章 StrikerS編
第百三十三話 『フィアットのシホ観察記録』
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。
それに投影は出来ても中身がないハリボテができてしまうわ」
あれはすごかったですからね。
反動でお姉様はその後に気絶してしまいましたし。
「なるほど…それで、ふとした疑問だが、なぜ私達のデバイスまで転がっているんだ?」
シグナムさんがそう言う。
指差した方ではレヴァンティンやグラーフアイゼン、バルディッシュやレイジングハートその他知り合いのデバイスが数点転がっていた。
それでお姉様は、
「なんとなくやってみたらできたのよ。
武器としては使えるけど、当然意思はないし変形機能もないハリボテよ。
さて…それじゃ魔術の訓練も終了ということで、投影破棄」
そうお姉様が唱えるとそこらに点在していた投影品達が全部幻想のように消え去ってしまった。
改めて見てやっぱりすごいですね…。
「士郎、今から料理って平気…?」
「ああ。そのために呼びに来たものだからな」
それで私達は食堂へと向かおうとするが、そこでシグナムさんが、
「…なぁ。シュバインオーグ、ちょっといいか?」
「なに、シグナム? 急に改まって…?」
「ふとした疑問なのだが、ツルギは『概念抽出魔術』を使うよな?」
「ええ」
「先ほどの宝具をそれぞれ概念だけなら簡単に抽出できるのだから投影魔術より燃費はいいしお手軽に使えるよな?」
「そ、そうね…」
「言ってはなんだが、本当にツルギはチートだな…」
「「………」」
その言葉が妙に記憶に残りました。
お姉様も士郎さんも黙り込んでしまいましたし。
いや、本当に将来ツルギ君はどうなってしまうのでしょうかね…?
そんな事を思いました。
そしてこれは久しぶりにお姉様とゆっくり一緒に付き合えることが出来た私ことフィアットの一日でした。マル。
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