暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0345話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
力で操影術のスキルが底上げされたような形だな。それなりに魔力を消費するが影のゲートを使えるようになった。……異形化をしている時限定だがな。それとヘルマン特有のものだろうが、石化させる光線のようなものが口から出せるらしい」

 身体能力自体は鬼神化と同じで、上昇率は微々たる物だ。とは言え、羽により自由に空を飛べるようになったと考えるとメリット的にはかなり大きいだろう。

「まぁ、影のゲートを使えるようになって飛行も可能。尚且つ石化光線か。それ以上を求めるのは強欲だろう」

 エヴァの言葉に確かに、と頷きその後は成り行きでそれぞれが訓練をする事となる。
 あやかと千鶴はそれぞれが得意とする魔法の修行を。円と美砂は以前あやか達が使っていたような初心者用の杖を使って火よ灯れの呪文を。
 ちなみに小太郎は何やらネギと話があるとかで先程出て行ったネギ達を探しに。古菲と朝倉も同様にその後を追っていった。
 エヴァは優雅にワインを飲み、茶々丸はそのツマミにと料理をしている。
 そして俺は上手く空を飛べない状況を何とかすべく必死に羽を動かしていた。

「うおっ!?」

 だが、さすがに今まで無かった羽という器官を上手く使うというのはなかなかに難しく、数cm浮くのがやっとだ。そして浮いたとしても数秒、良くても数十秒といった所で地面へと落ちる。

「……何か根本的に間違っているのか?」

 ヘルマンとの戦い……では、空を飛ぶまでもなく速攻で仕留めたので参考にならないな。だが、ネギの記憶で見た、村を襲撃していた悪魔達は特に苦労する様子も無く空を飛んでいたのをこの目で見ている。

「そうなると、俺が何かを勘違いしているとしか思えないんだが……」

 脳裏にあの村の襲撃映像を鮮明に思い描く。
 あの村を襲った悪魔の中には俺よりも大きい身体をしていながら、尚且つ俺より小さい羽を持っていた者もかなりいた筈だ。
 だとすると普通に浮力とかで飛んでいる訳ではない、のか?
 ……待て。そもそも悪魔である以上はまさか物理法則で浮かんでいる訳でも無いはずだ。となると、何だ? それ以外……っ!? 魔力、か?
 物は試しとばかりに、背中の羽へと魔力を流しながら羽ばたいてみる。すると次の瞬間には俺の身体は地上から5m程上の位置にあった。
 空中でのコントロールに関しても、殆ど思い通りに自由自在に可能になっている。
 その状態のまま、空中でターン、上下へと激しく移動と好きなように身体を動かせるのを確認し、地上へと降り立つ。
 そこで待っていたのは感心したような笑みを浮かべるエヴァだった。

「思ったよりも早く飛行を身につけたな」
「ああ。固定概念と言うか、何と言うか。鳥のように物理法則に沿って飛行しようとしていたのが原因だったな」
「そういう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ