魔法先生ネギま!
0345話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の面倒をちゃんと見ろよ」
「……え?」
「まぁ、そいつが構わないというのなら俺は問題無いが……お前、俺が苦手なんじゃなかったのか?」
「え? 何でや? 俺は千鶴ねーちゃんと暮らすというのは納得したけどそこの大魔王と暮らすなんて一言も言ってへんで?」
「ぷぷっ、大魔王だって。まぁ、アクセル君の事をよく知らないとそういう意見も出て来るか」
「ちょっと、美砂。余り笑っちゃ……ご、ごめっ、駄目。だ、大魔王……」
美砂と円が笑いを堪えている。チラリと他の面々を見ると、殆どが同じように笑いを堪えている様子だった。
そんな状況の中、俺は溜息を吐いてから口を開く。
「小太郎、あやかと千鶴の部屋で部屋からはみ出しているベッドがあっただろう?」
「ん? あぁ、そう言えば……って、まさか!?」
自分で答えてようやくその結論に至ったのか、小太郎はあからさまに衝撃を受けた様子を見せる。そしてそこにトドメの一撃とも言えるエヴァからの一言。
「男に二言はない、だったよな?」
「……ええいっ、しゃーない! ならそれでええわい!」
半ばヤケとでも言うべき表情でそう叫ぶ小太郎だった。
「そうなると、さすがにリフォームを考えないといけませんわね」
「そうねぇ。その辺はあやかの好きにしてちょうだい」
「ええ、任せて下さいな」
と、いう事に決まったらしい。
「さて、ではアクセル。そろそろお前の新しい能力の調査に入ろうか」
「確かにな」
異形化自体は気を失う前に一応変身に成功しているのだが、何せあの時はそのまま気を失っているので能力自体の確認はしていない。この先何があるのか分からないんだから、能力の確認は出来る時にしておくべきだろう。
「うむ。ではいつもの場所に行くぞ」
そう言い、エヴァが部屋を出ると俺達も後を追うのだった。
ちなみにこのまま自分達だけであそこに残っていてもしょうがないという事で、小太郎や朝倉、古菲も俺達と行動を共にするらしい。
既に何度となく来た城の前庭。最近では円や美砂もここで魔法の修行をしていたりするし、あやかや千鶴は言うまでもない。
「さて、ではあの姿になってみろ」
念の為にエヴァ達から少し距離を取り、深く深呼吸をして口を開く。
「異形化」
そう口に出した途端、俺の鳩尾の辺りに熱い塊が現れそれが全身へと流れていく。そして次の瞬間にはメキメキと音を立てながら側頭部から2本の漆黒の角が。おでこからは1本の深紅の角が伸びる。ここまでは鬼神化と同じなのだが、ここからが違った。後頭部からも角が伸び、側頭部の左右から伸びている角の下を通り前方へと突き出すようにしてそれぞれの角が伸びる。こちらの角もまた、側頭部から伸びている漆黒の角と同
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ