族結成
Trick31_チーム名は
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つについては最重要機密事項よ?
いくら仲間であり風紀委員である彼女達でも言ってはダメ」
「元々、教えるつもりはありません。関わらないことを強く言うつもりでした」
凛々しい顔、すらりと伸びた手足、女性にしては高い身長をしており、
それが『できる女』のイメージをさらに強くする。
そして髪はジュディスと同じ赤色。
「初めまして。私の名前は氏神クロム。
神理楽高校の理事長と学園都市統括理事を務めているわ。
よろしくね」
同じ赤のイメージを持っているのに、こっちは爽やかな笑顔だな、
と場違いな事を信乃は考えていた。(人類最強の笑顔は恐怖のイメージ)
「・・・はじめまして、第177支部に所属しています、固法 美偉です。
あの、最重要機密事項ってどういうことですか?」
一同を代表してか、固法が立ち上がり質問した。
「言葉の通りよ。例え学園都市の平和を守っている風紀委員で
あっても言えないことよ。
一応、神理楽に所属している2人には口止めしたはずなんだけど」
そう言って信乃と横にいる宗像を釘をさすように睨んだ。
「どうしてですか!? あんな危険な能力を持っているのに、
みんなに知らせずに放置するんですか!?」
「固法先輩、落ち着いてください」
「そうですの、今はとにかく話を聞かないと」
「美偉。とにかく座れ」
いつもは場を落ち着かせる役割をしている固法が、今は初春と白井に宥められている。
そして隣に座っていた黒妻に手を引っ張られて(性格には手を繋がれて)
しぶしぶ腰を下ろした。
「固法先輩が怒るのも分かります。ですが・・・“ハラザキ”はかなり危険な存在。
いえ、危険ではなく、有害ですね。
確実に被害が出てしまいます。いえ、もう出ている」
「だったら尚更じゃない!!」
「学園都市で大切なこと。能力開発もそうですが、それ以上に大切なことは
子供の安全です。
だから風紀委員や警備員がいる。
だけど忘れないでください。風紀委員も子供なんですよ」
「ハラザキの存在を知らせれば風紀委員は対策に出なければならない。
そして被害者が、被験者が増えるだけだ。たかが能力者がハラザキに勝てるはずが無い」
もう一人、ハラザキの有害性を知っている宗像が信乃の言葉を紡いだ。
「でも、パトロールして見つけられるように、何かしらの手掛かりだけでも・・・・」
「手掛かりは『ハラザキ』。その名前以外教えられないわ」
粘る固法に、クロムは突放すように言った。
「クロムさ
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