族結成
Trick31_チーム名は
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一時、見惚れていた。
「えーと、信乃っぷ、降ろしてくださいぃ・・・」
「そのあだ名で俺を呼ぶな」
「ではニシ「あんたは苗字でも呼ぶな」 ・・信乃ぉ・・・?」
「それでいい。呼び捨てにしないでほしいと言いたいところですが、
もう、今更ですからそのままでどうぞ。
それでは降ろします」
「うに!?」
抱えていた左腕をそのまま離したので位置外 水はそのまま床に落ちた。
「えーと、信乃くん・・・知り合い? 呼び方もなんだか親しそうだったし」
信乃が珍しくひどい扱いをしている少女を見て、固法は苦笑いを
浮かべていた。
「知り合いということは認めます。ですが親しくはありません」
「痛いぃ・・・」
顔を押えながら立ち上がった水を信乃は少し冷たい目で見下ろした。
「知り合いなんて浅い関係ではないですぅ・・・。
信乃ぉの婚約者ですぅ・・・」
「「「婚約者!?」」」
「と、つーちゃんの母親が勝手に押しているだけであって、
私は一切認めていません。完全拒否しています」
「信乃、あとでO★HA☆NA★SHIがあるわ」
「美雪の黒いオーラが一層暗くなった・・・・話は別にかまわないけど
家に帰ってからにしてくれ」
「♪」
「その♪がなぜか恐い・・・・」
「僕と結婚するのが嫌だったらぁ・・・・
せめてニシオ「却下、ふざけんな、母親共々いい加減諦めろケシズミにするぞ」
うううぅぅぅぅ・・・・・・」
水はうなだれて半泣きした。
「信乃さん、ちょっときつくあたりすぎじゃないですか?」
初春が同情して信乃に聞いてきたが、
「これぐらい抵抗しないと、すぐに結婚させられるか、
つーちゃんの家が運営している機関に組み込まれてしまいますから」
信乃は疲労を感じさせる溜息を吐いた。
言っている事は大げさでもなんでもなく真実だった。
実際、過去に何度か角が立たないように断ってたら、次の日には
『結婚式場はどうする?』など話が勝手に進んでいた事があったので
今では否定しすぎるくらいに断っている。
「ちなみになんで“つーちゃん”なんですか?」
と初春が聞いた。
「名前が水、“み”から3。
そして苗字の位置外は 1 外 つまり1を外す。
3から1を外して2。 2は英語で『two』。日本語発音でツー。
それでつーちゃん」
「なんていうネーミングセンスですか・・・」
「佐天さん、一応言っておきますけど、私が考えたわけでなくつーちゃんの母親が
考えたんですからね。
しかもつーちゃん本人が気に入って、これで呼ばないと怒るんですよ」
「み、皆さんも、つーちゃんっ
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