第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第53話:名前を間違えるのは失礼な事だと思う……
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(キングレオ)
シンSIDE
遂に目の前に姿を現したキングレオ王……
奴の圧倒的な迫力に、若干一名を除き怯んでます。
何であの人は怯まないんだ?
「さぁどうなんだキ○タマ……ビアンカを知ってるのか?」
「キン○マではないと言ってるだろう! それにそんな女の事など知らん! ……キサマ、一瞬だがデスピサロ様に見間違えたが、どうやら似てるだけの愚か者の様だな」
恐ろしい相手のはずなのだが、リュカさんが扱き下ろしてくれるお陰で、少しずつ怖くなくなってくる。しかもデスピサロの容姿に繋がる情報もゲット出来た!
「ちっ、役に立たない猫だ……サントハイムの猫の方がよっぽど良い情報を提供してくれたよ」
確かにキングレオは獅子の化け物で、獅子は猫科の動物だけど……奴を猫と吐き捨てるのはどうかなぁ……
「い、言わせておけば……ま、まぁいい。それほどの女だ……進化の秘法の実験体として、バルザックが使用したかもしれんな!」
「じ、実験体……?」
「あ、そうだ! バルザックの奴は何処だ!? 俺達は奴にも借りを返さないと「実験体とはどういうことだコラ!?」
キングレオの言葉にウルフさんが何かを思い出し、バルザックの事を問い質すが、それを遮ってリュカさんが大激怒する。
ハンパない怒号に、先程まであったキングレオへの畏怖が、綺麗サッパリ消え去った。
「ちっ、あの馬鹿……余計な事を言いやがって!」
リュカさんの怒号に恐怖を感じてると、ウルフさんが舌打ちと共にキングレオへの暴言を呟く。
何が余計な事だったのか?
「リュ、リュカさん! 先程もマリーが言いましたが、ビアンカさんが危険な状況に晒される事は皆無だと思います! ヒゲメガネにとって重要なのはリュカさんの誘導であって、ビアンカさんを危険な目に遭わせたら元も子もなくなるんですよ! それくらいは計算出来るのがヒゲメガネですから……あの猫の戯れ言に惑わされてはダメです!」
「……なるほど。お前の言うとおりだ……とは言え、そのバカザックってのがビアンカの事を知らないとは限らない」
どうやらリュカさんに対して、奥さんの事について不安な事を言ってはいけないらしい……
とっても素敵な大激怒に見舞われる!
「と、と言う訳で……バルザックは何処だキン○マ王! 素直に教えないと……えーと、酷い目に遭わされるぞ……リュカさんに! それとリュカさん……『バルザック』ですから!」
取り敢えずリュカさんの怒りを抑えたウルフさんは、早急に話を進めようとキングレオに、脅迫じみた説得をする。ついでにツッコミも……多分どちらも効果は無いだろう。
「キングレオだと言ってるだろう馬鹿共が! それにバルザックは、もうここには居ない……デスピサロ様が実験体を大量に確
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