第二話:猫(神)の恩返し 後編
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的に足元を見て見れば、そこには地面がなかった。
いや、元々地面なんかないんだけど、そうじゃない。視界に広がるのは、白い背景ではなく――
――星が煌めく夜空と、生い茂った深い森。
それを空中から眺める形だ。
なかなか味のある風景だが、
「落ちるうぅぅぅぅ!!!」
「にゃっはははは! いってらっしゃい〜」
自由落下開始。先程までの上も下もない空間から、急に重力にひっぱられる。
「この糞猫ぉぉおおおお! 覚えてろぉおおおお!!」
俺の声は届いたのか否か。
俺が落とされただろう穴は、点のように小さくなっていて、満天に広がる星々の光と判別が出来なくなっていた。
くそっ! 最後の最後まで俺をおちょくりやがって!
「次に会ったらただじゃおかねぇからなぁあああああ!!」
――赤神祐司、第二の人生スタート。
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