第一幕その五
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ただけ」
「私のねメグになっていて」
「私のはアリーチェになっている。それだけね」
「同じ文句で同じ筆跡で同じインクで」
「ただ名前を変えただけ」
「そして最後にあるのは」
差出人の名前だ。そこにあるのは。
「サー=ジョン=ファルスタッフ」
「両方共そのまま」
「何て破廉恥な」
「おやおや、これはまた」
クイックリーもこれには呆れていた。
「あのお騒がせ騎士殿ですか」
「何て破廉恥な」
「これは許せないわ」
早速二人は激昂を見せる。ナンネッタはその二人に対して問う。
「それでどうするの?」
「決まってるわ」
「思い知らせてやるのよ」
やはりそれであった。破廉恥な男に天罰を、というわけだ。
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