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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第96話 マヤの涙
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・・ヤマトは俺の傍にしゃがむと、

ヤ「ナツ・ドラグニル、お前にもさっきの鳥人間と同じものを食らわせてやる。」

死滅の光線(デスガリスビーム)・・・か。ヤマトは額に両腕をのせると、ドス黒い光がいまにも発射される。

ハ「ナツ!!避けてぇぇぇぇぇっ!!!」

それが出来たら、最初からやってるっての・・・俺はゆっくり目を閉じた。

ハ「ナァァァツゥゥゥゥゥッ!!!」

ヤ「死滅の・・・」

?「ギュギャアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

死滅の光線が発射される直前に、何かが聞こえた。

ヤ「何だ。」

ハ「動物の・・・鳴き声?」

もしかして、マヤが契約してる動物たちかっ!?いや、マヤが契約してる動物たちの中に、こんな変な鳴き声の動物なんかいねぇな。じゃあ、何だ?その時、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォッ!!と凄まじい音がして、飛行船が揺れた。

ハ「揺れてるよっ!!」

ヤ「飛行船に問題があったのか!?」

ナ「うぷ・・・」

その時、ドドドドドガガガガガガガガガガァァァァァァァァァァン!!!と凄まじい音を立てて飛行船の壁が崩壊し、何かが中に入って来た。それは、体全身が真っ赤な炎に包まれていて、真っ赤に光る鋭い目、2つの大きな翼で空を飛んでいる・・・間違いなくあれは、

ナ「ほ、鳳凰・・・」

7年前、マヤを森で拾い、7年間、マヤを育て、イグニールやグランディーネ、メタリカーナと一緒に、7年前、777年7月7日に姿を消した伝説の不死鳥、鳳凰。

ハ「な、何でこんなところに・・・?」

鳳「ギュギャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

凄まじい鳴き声を上げながら、鳳凰は一直線にヤマトの方へ飛んで行く。

ヤ「死滅の光線ッ!!!」

ドス黒い光が鳳凰に向かって一直線!あれを食らったら・・・が、鳳凰は死滅の光線を弾き飛ばしたっ!!!

ヤ「そんな・・・!バカな・・・!!」

鳳「ギュギャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

再び凄まじい鳴き声を上げながら、鳳凰はヤマトに体当たりする。

ヤ「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

ヤマトは崩壊した飛行船の壁から真っ逆さまに落ちていった。

ナ&ハ「・・・・・」

俺とハッピーはただ呆然と見ていることしか出来なかった。まぁ、俺は体が動かな・・・おっ!

ナ「体が自由だーーーーー!!」

やっと動けるようになったぞ!!俺がはしゃいでいると、ハッピーが俺の後ろを見て青い顔をしていた。

ナ「どうしたんだハッ、ピー・・・」

後ろを振り返ると、鳳凰が目の前にいた。あいつの次は俺たちかっ!!

ナ「く、来るなら、こ、来いよ!!」

ハ「ナ、ナ
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