第96話 マヤの涙
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・ヤマトは俺の傍にしゃがむと、
ヤ「ナツ・ドラグニル、お前にもさっきの鳥人間と同じものを食らわせてやる。」
死滅の光線(デスガリスビーム)・・・か。ヤマトは額に両腕をのせると、ドス黒い光がいまにも発射される。
ハ「ナツ!!避けてぇぇぇぇぇっ!!!」
それが出来たら、最初からやってるっての・・・俺はゆっくり目を閉じた。
ハ「ナァァァツゥゥゥゥゥッ!!!」
ヤ「死滅の・・・」
?「ギュギャアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
死滅の光線が発射される直前に、何かが聞こえた。
ヤ「何だ。」
ハ「動物の・・・鳴き声?」
もしかして、マヤが契約してる動物たちかっ!?いや、マヤが契約してる動物たちの中に、こんな変な鳴き声の動物なんかいねぇな。じゃあ、何だ?その時、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォッ!!と凄まじい音がして、飛行船が揺れた。
ハ「揺れてるよっ!!」
ヤ「飛行船に問題があったのか!?」
ナ「うぷ・・・」
その時、ドドドドドガガガガガガガガガガァァァァァァァァァァン!!!と凄まじい音を立てて飛行船の壁が崩壊し、何かが中に入って来た。それは、体全身が真っ赤な炎に包まれていて、真っ赤に光る鋭い目、2つの大きな翼で空を飛んでいる・・・間違いなくあれは、
ナ「ほ、鳳凰・・・」
7年前、マヤを森で拾い、7年間、マヤを育て、イグニールやグランディーネ、メタリカーナと一緒に、7年前、777年7月7日に姿を消した伝説の不死鳥、鳳凰。
ハ「な、何でこんなところに・・・?」
鳳「ギュギャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
凄まじい鳴き声を上げながら、鳳凰は一直線にヤマトの方へ飛んで行く。
ヤ「死滅の光線ッ!!!」
ドス黒い光が鳳凰に向かって一直線!あれを食らったら・・・が、鳳凰は死滅の光線を弾き飛ばしたっ!!!
ヤ「そんな・・・!バカな・・・!!」
鳳「ギュギャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
再び凄まじい鳴き声を上げながら、鳳凰はヤマトに体当たりする。
ヤ「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
ヤマトは崩壊した飛行船の壁から真っ逆さまに落ちていった。
ナ&ハ「・・・・・」
俺とハッピーはただ呆然と見ていることしか出来なかった。まぁ、俺は体が動かな・・・おっ!
ナ「体が自由だーーーーー!!」
やっと動けるようになったぞ!!俺がはしゃいでいると、ハッピーが俺の後ろを見て青い顔をしていた。
ナ「どうしたんだハッ、ピー・・・」
後ろを振り返ると、鳳凰が目の前にいた。あいつの次は俺たちかっ!!
ナ「く、来るなら、こ、来いよ!!」
ハ「ナ、ナ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ