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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−七星と新たな力−
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らにガッカリしているな。

「すいませんが…」

「合格デース!!」

「は!?」

落ち込んでいたペガサス会長が、いきなりクラッカーを鳴らす。


「おめでとう、遊矢くん。」

パーンと間抜けな音が、鮫島校長のクラッカーからも鳴る。

「アナタの【機械戦士】に賭ける思い。しかと見させてもらいまシター。」

またドッキリかよ!?

…外国人は、ドッキリが好きらしいな。

「心配いりまセーン。アナタに送るシンクロモンスターにチューナーは、【機械戦士】と、その強化パーツデース。」

つまり、シンクロモンスターを入れても、デッキは【機械戦士】のままってことか。

…良かった。

「では後日、シンクロモンスターとチューナーモンスターを送りマース!これからも頑張ってくだサーイ!」

最後までハイテンションのまま、ペガサス会長とのテレビ電話は切れた。

「会長は、色々とすごいお人だったね。」

「ええ、色々と…」

鮫島校長に、とりあえず全力で同意した。



鮫島校長から、シンクロ召喚に関するルールブックをもらい、自室で読んでいた。

三沢や明日香も誘おうと思ったのだが、選抜されたメンバーでオシリス・レッド寮の方に行ったらしい。

…ペガサス会長と話して、どっと疲れた俺は、オシリス・レッド寮まで行く元気が無く、自室で横になることにした。

…確かに、デュエルモンスターズに革命が起こせるかも知れない。

このシンクロ召喚は。

それほどまでに強力…いや、汎用性が高い。

まあ、全てはシンクロモンスターと、チューナーモンスターがペガサス会長に届けてもらってからだ。

それから、デッキの調整したりしなきゃな。

…おっと、セブンスターズのことも忘れていた。

漠然とした世界の危機より、新しい召喚方法のことを気にしていた。

…それより疲れた。

七星門の鍵を首にかけて、晩御飯の時間まで寝ることにした。

…zzzz



起きた。

外を見てみると、もう夜中だ。

「しまったな…」

窓の外を見て、呆然としていると。


「なんだ!?」

突然、窓や床が光だす。

そのまま、光っている物体は輝きを増していく。

とりあえず、部屋の外に…

そう思い、部屋の外に行こうとしたところ、デッキを机の上に置きっぱなしであることに気づく。

「くそッ!」

デッキを手にとった瞬間、光は更に輝き…

俺は意識を失った。

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