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勇者番長ダイバンチョウ
第2話 漢だ! 根性だ! ダイバンチョウだぁっ!
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の星はたった今から俺の縄張りにする事にしたんだ。その手始めとして、この軽トラとこの家は俺の所有地にさせて貰う】
「勝手な事抜かしてんじゃねぇ! 第一、軽トラのてめぇがどうやってこの家を乗っ取るつもりなんだよ?」
【そ、それは……その……色々とあれしてこれすればどうにかなんだよ】
「さっぱり意味分かんねぇぞそれじゃ」
 全くであった。とにもかくにも、番としてはさっさとバンチョウをこの軽トラから追い出したい次第であり、バンチョウとしても早くこの家を乗っ取り、退いてはこの番町を手中に収め、最終的には地球を征服し、自分の縄張りにしたいと言う願望があるのであった。
 しかし、現状では番と協力しなければ変形出来ない有様であり、例え変形出来たとしてもその場合のパワーはかなりダウンしてしまう。
 これでは即座に撃墜されてお陀仏である。
 お互い二進も三進も行かない状況なのであった。
 そんな時、突如町の真ん中辺りで巨大な振動音が響いた。
「また奴等か!?」
【懲りない奴等だ。また追い返してやる!】
 こう言う時は息ピッタリの様で。早速番は軽トラに乗り込み振動のあった現場へと急行した。
 しかし、古来より勇者物と言ったらカッコいい車が多かったのだが、今回は何と軽トラとは、正直冴えなかったりするのは作者だけの考えなのだろうか?




     ***




 現場へ急行してみると、其処には巨大な大型異星人が暴れまわっていた。まるでゴリラをそのまま大きくしたみたいな外見である。
【あれは、ゴウリキ星人!】
「何だそいつは?」
【奴はとにかくパワーだけは物凄くあるんだ。この前みたく簡単には行かない相手だぜ】
「へっ、上等だぜ。相手が強ければ強いほど、喧嘩も面白いって奴だぜ」
【そいつは同感だな。お互い気が合うじゃねぇか】
「るせぇ!」
 どうやら二人共喧嘩が好きなようである。そんな感じの会話を織り交ぜながら一台の軽トラックはゴウリキ星人の前までやってきた。
【番、男チェンジだ!】
「おう! 男チェンジ!」



 説明しよう!!


 男チェンジとは番とバンチョウの体内にある男エネルギーが同調しあう事により車形態から男形態へと変形する事なのである。
 尚、この男チェンジはバンチョウ単独でも行えるが、その場合最大パワーが50パーセントダウンしてしまうのである。




【バンチョウッ!!】
 変形を終え、巨大ロボットとなったバンチョウがゴウリキ星人の前に現れる。
【現れたな? バンチョー星人! このゴウリキ星人が貴様をスクラップにしてやる】
【舐めるんじゃねぇぞこの筋肉ゴリラ! 喧嘩はがたいじゃねぇって事を教えてやるぜぃ!】
 即座に互いに拳を放ちあった。だが、ゴウリキ星人の方がバンチ
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