10章
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るさやかがいた
闇桐「(あの様子なら大丈夫だな)」
そして席に座った
━━夕方
さやか「恭介…用って何?」
顔を赤らめる
上条「うん…昨日の返事なんだけど」
さやか「……っ」
心臓がバクバクと音を鳴らし鼓動する
上条「もう少し考えさせてくれないかな?」
さやか「……え?」
上条「いやーさ、さっきさ志筑さんにも告白されたんだよね」
上条「だからさーちょっと待ってくれない?」
さやか「…………」
言葉で表すならポカーンとした表情、
上条「ごめんねー?多分明日にはちゃんと返事するからさー」
さやか「……この…馬鹿ああああああああああああああ!」バチィン
上条「いたっ…何するんだよ!」ドサッ
叩かれ倒れる
さやか「アンタなんか……アンタなんか……」ポロポロ
目から涙があふれ出てくる、止めようとしても止まらない
さやか「っ」タッタッタ
どこへと走って行った
上条「なんなんだよ……」
訳が分らなかった、ただ待ってほしいだけだったのに
闇桐「……良い身分だな」
その時闇桐がこちらに歩み寄ってきた
上条「……闇桐か?」
闇桐「ああ」
上条「皮肉を言いに来たのか?」
闇桐「いや…殴りに来た」
上条「……え?」
言葉を発した瞬間、腹を殴られる、痛みにより蹲る
上条「ゲホッゲホ」
闇桐「なんで殴られたか分るか?」
上条「…なんで殴ったんだよ」
あからさまに目が怒っていた、上条にとってはなぜ殴られたか理解できていなかったからだ
闇桐「……まぁ経験してないものは分らんとは思うがな」グイッ
胸ぐらを掴み、持ち上げる
闇桐「あの行為に何の罪悪感も感じなかったのか?」
上条「罪悪感って……だって……」
闇桐「(少しはちゃんと考えているのか)」
上条「何て言えばいいのか分らなかったんだよ!」
怒鳴ってくる
闇桐「俺にはさ」
悟っているような表情で問いかけてくる
闇桐「お前の中で答えが出てるような気がするぜ?」
上条「……え?」
上条「な、何を言ってんだよ」
闇桐「……まだそれを言うか?」パッ
掴むのをやめる、ドシッと上条が地面に落ちる
上条「いたっ!」
闇桐「どうしようもない奴だなお前は」ギロッ
上条「ヒッ」
闇桐「お前が誰を好きでも関係ない、俺には知らないことだ」
闇桐「だけどな、二人に告白されてんならちゃんと選べ」
闇桐「それがどんなに残酷でもちゃんと返事をしろ」
闇桐「今のお前はただ逃げているだけだ」テクテク
上条「………あ
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