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雷刀の導き
10章
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う時は殺しあうからね」ヒュンッ

そして去って行った

闇桐「あいつ……」

さっきの言葉を鵜呑みにするわけではないが、闇桐は少しアリナの言葉の意味を考えていた


さやか「……」ドキドキ

さやかは闇桐と別れた後上条の家に向かっていた、思いをいち早く伝えたいがために

だが家の前で悶々としていた

さやか「…うう」

だが闇桐の言葉を思い出し、

さやか「えぃ!」ピーンポーン

勇気を振り絞りインターホンを鳴らす

上条「はい?」

さやか「あ、えっと…美樹ですけど…」

咄嗟に言葉が出ない

上条「さやか?」ガチャ

上条が玄関から出てくる

上条「何か用事?」

さやか「う、うん」

上条「まぁ中に入って聞くから、中に入って」

さやか「あ、ありがとっ」



上条「何か飲むかい?」

さやか「ううん、大丈夫」

恭介の部屋にいる、それだけでドキドキが止まらない

上条「それで何の用事?」

さやか「………えっと」

恥ずかしい、怖い、色々な感情が自分に襲いかかるが、だけど

それに耐え、言葉を出す

さやか「真面目な話なんだけど…」

真剣な顔つきにかわり、拳を握り締める

上条「うん、聞くよ?」

さやかは何て言葉を出そうかとても悩む、この場に来て何を言えばいいのか戸惑ってしまう

沈黙が続く、それがさやかには永遠に思えるはずだろう

だが考え、考え、考えついたのは

さやか「……わたしね」

上条「うん」

さやか「恭介のこと好きなんだ」

シンプルな告白だった前座を入れずに思いを告げる

上条「……え?」

さやか「私と付き合ってほしいの」カアアア

顔を赤くし、上条の答えを待つ

上条「えっと……」

上条もとても困惑し、顔を赤くしている、何を言おうか迷っているのだろうか

さやか「…っ」

その間に耐えられず、さやかは立ち上がり

さやか「返事!明日頂戴!じゃまた明日!」タッタッタ

上条「あ……」

逃げるように去って行った


ほむら「……‥」

一人部屋に籠り、武器の整備をしている

ほむら「…‥ふぅ」

一通り終わり、集中が途切れる

ほむら「…‥まどか」

まどかの顔を思い出す、それと同時に不確定要素の闇桐を思い出した

ほむら「…‥なんでアイツまで思い出したのかしら」

ほむらはふと闇桐との出会いを思い出す

ほむら「あの時から思えばこんなことになるなんて思いもしなかったわね」

マミの死を回避できたあの日、あの男と約束をしたこと

あの約束はある日、あの男が喋りかけてきたときに実行され
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