10章
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闇桐「じゃあお前は誰に片思いしてるんだ?」
さやか「へっ!?〃〃」
さやか「べ、別に誰も好きなんかじゃ……」
闇桐「上条恭介?」
さやか「……ばれてるなら隠す必要ないや、そうだよ」
闇桐「話してみろよ、俺でよかったら相談乗ってやる」
さやか「ありがと……でも」
悩みがあるけど言えない、そんな気持ちだった
闇桐「一人で考えたっていい案は浮かばんぜ?話してみろよ」
的確に心の隙間を埋めてくる
さやか「私さ、今日…」
仁美と話していたことを包み隠さず闇桐に話す
闇桐「ほぉ〜」
さやか「私だってアイツのこと好きだけど…だけど…」
闇桐「はっはっはっは」
豪快に笑う、いつもは苦笑くらいしかしない闇桐が爆笑していた
さやか「ちょ、ちょっと!なんで笑うのよ!こっちは真剣に…」
闇桐「お前にはもう答えが出てるんじゃないか?」
さやか「え……」
優しく諭すように話す
闇桐「志筑さんに上条をとられたくないなら告白したにいいのさ」
さやか「でも…」
言い淀む
闇桐「今の関係を崩したくないーとか友達を裏切るなんてー嫌ーとかか?」
さやか「な、なんで…」
闇桐「よくあるパターンだ、でもな」
闇桐「今告白しなかったら、一生後悔すると思うぞ?」
さやか「………」
闇桐「言うは一時の恥言わないは一生の恥っていうことさ」
さやか「そう、なのかな」
闇桐「当たって砕けてこい、砕けたらだめか」
さやか「……頑張ってみるよ」
闇桐「おう、応援してるぜ」
さやかは決意する、告白の決意を
さやか「ありがとっ」
闇桐「応援してるぜ」
さやか「へへっ」タッタッタ
さやかは上条の家へと走って行った
闇桐「全く……頑張れよ」
アリナ「優しいんだねー」
闇桐「……いつからいた」
殺気を放ち、アリナを睨む
アリナ「別にいいじゃん、気にすることじゃないじゃーん」
アリナは剣を右手で持ち、こちらを睨んでくる
闇桐「やるきか?」
アリナ「ここでやってもいいけどーアンタにかかわってる暇、今ないんだよねー」
闇桐「俺もねぇよ」
アリナ「……じゃあね」
どこかへと走っていく、がすぐに戻ってくる
闇桐「なんだ?」
アリナ「……昔のなじみで一つだけ良いこと教えてあげるよ」
アリナ「あの白い動物だけど」
闇桐「キュウべえか」
アリナ「……あれには気をつけた方がいいよ」
闇桐「殺しにくるお前が俺に忠告かよ」
アリナは苦笑しながら
アリナ「別に信じなくていいよ」
と告げる
アリナ「どうせ次合
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