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雷刀の導き
9章
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「電車に乗るか」

杏子「………」

闇桐「どうしたんだ?」

杏子「アタシ…金ないんだけど…」カアア

闇桐「……プッ」

杏子「な、なに笑ってんだよ!」

闇桐「俺がつき合わせてるんだ、全部俺が奢ってやるから気にするな」

杏子「マジ!?ラッキー」

闇桐「乗るからいくぞー」

杏子「へいへい」


━━遊園地

闇桐「パァーっと遊ぶか!」

杏子「よりにもよってここかよ…」

闇桐「行くぞまずはジェットコースターからだ」テクテク

杏子「お、おい待てよ」テクテク

杏子「ぎゃあああああ」

闇桐「うおおおおおお」

杏子「はあはあ……疲れた」グッタリ

闇桐「意外だな、怖いだなんて」

杏子「怖くなんかねぇよ!」

闇桐「さぁガンガンいくぞ」

杏子「ここまで来たらとことんつきあってやらぁ!」

二人は色々な乗り物に乗った、メリーゴーランドや、お化け屋敷、ウォータースライダーなど

一度昼食を取り、休憩したが間髪いれずどんどん色んな乗り物に乗っていった

そして最後の乗り物『観覧車』

杏子「ぷっはー疲れたー」

闇桐「流石にな、これで全部制覇だぜ」

杏子「どんだけ乗ったんだろアタシら」

闇桐「…今日は付き合ってくれてありがとう」

杏子「改まってなんだよ」

闇桐「多分分かってたと思うが、俺、負の思いばっか溜め込んでたんだ」

杏子「まぁ…推測くらいはしたけど、そうだったんだ」

闇桐「んで心に余裕が無くなって辛くなって逃げたんだよ俺は」

闇桐「逃げちゃダメなのに、なのに…俺は…」ポロポロ

杏子「お、おい男のくせに泣くなよ」

闇桐「すまんな…見苦しいところばかり見せて、」

杏子「別にいいって、後アンタさ…」

闇桐「?」

杏子「別に逃げるのは悪いって事じゃないと思う」

闇桐「………」

杏子「なにもかもを全て受け止めるんじゃなくて、逃げるって行為が一度くらいあったっていいじゃん」

杏子「今日みたいに逃げることだって大切なことだと思うぜ!」ニカッ

闇桐「お前…不器用に優しいな」

杏子「う、うるせぇ」カアアア

闇桐「ありがとな、杏子」ニコッ

杏子「お、おう」ドキッ

杏子「(なんだ…さっきの胸の高鳴り…)」

闇桐「おっ観覧車一番高いところだそ」

杏子「(でも…こいつ見てると安心するな…)」

闇桐「杏子?」ズイッ

杏子「な、なんでもねぇから!近づくんじゃねぇ!」カアアア


闇桐「今日はありがとな、本当に助かったぜ」

杏子「礼ならこっちが言うべきだよ、あんがと」

闇桐「じゃあまたな」テクテク


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