暁 〜小説投稿サイト〜
雷刀の導き
5章、6章
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闇桐「ついでに今は従姉と二人暮らししてるんだ。」

話し終えた闇桐は一粒の涙を流していた。

闇桐「ひさびさに家族の事思い出したから涙が出ただけだ。別に気にするな」

精一杯の虚勢を張る。心配をかけたくないからだ

マミ「……………」ダキッ

マミは無言で闇桐を抱きしめた。

闇桐「マミ……さん?」

マミ「泣きたいときは泣いたらいいわよ。スッキリするから」

闇桐「…………」ポロポロ

闇桐はマミに抱きしめられながら声を押し殺しながら泣いた。

数分後

闇桐「………すまない、世話になった」

マミ「別にいいのよ」

いつのまにかキュウべえは去っていた

闇桐「……それじゃあな」

マミから離れ、帰ろうとする

マミ「……大丈夫なの?」

闇桐「俺は平気だ。同情なんていらない」

そして闇桐はマミの家から去っていく

マミはその背中をただ見つめることしかできなかった。
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