魔法先生ネギま!
0343話
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食いしばって耐えるしかなかった。
ギャリっ! と地面の上で激痛に耐えている時にそんな音が聞こえてくる。その音が何の音なのかは分からないが、聞こえる声だけは朦朧とだが何とか理解出来ていた。
「アクセル君、アクセル君! 暴れないで下さい。角が……近づけません!」
この声はあやか、か? 角? そう言えば鬼神化……いや、獄炎煉我……
ドクン!
「があああぁぁぁっっ!」
くそっ、何でこんな……今まで色々と吸収してきたが、ここまでの激痛を感じたのは鬼神化の時くらいだ……
吐き捨てるように内心で呟いたその時、ヘルマンから吸収して身体の中で暴れていたナニカが急激に静まっていくのを感じていた。同時に先程までとはまた別の熱さが身体中を駆け巡る。
「ぐがぁぁっ!」
その咆吼と同時に、後頭部と背中に熱さが集まりメキメキッという音が周囲へと響き渡る。その音と同時に後頭部から角が伸び、同時に背中には魔力によってコウモリの羽のようなものが形成されていた。
「ぜはぁっ、はぁっ、はぁっ……」
地面に横倒しに倒れ込みながらこちらを心配そうな目で見ているあやか、千鶴、円、美砂。そしてエヴァと茶々丸の姿を確認する。そのまま意識が闇へと沈む前に、最後の気力を振り絞り何とかステータスのスキル覧を表示する。気を失う寸前に目に入ってきたのは鬼神化の代わりに表示されている異形化というスキルだった。
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