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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick-04_初めては信乃からやって欲しい
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た。
スポーツは好きだけど、今の目的スポーツ用品ではない。

ローラーブレードだ。

もちろんA・Tとは全く関係ない、子供用の遊び道具、普通のものだ。
だけど、いつかこれを改造して、そして跳べるようにするぞ!

でも、A・Tの部品って複雑だしな〜。専門業者に頼む必要があるのかな。
むしろ自分で作る必要があるのかな? どうしよう・・・

「う〜ん」

「どうしたの信乃♪」

「お、そっちの買い物は終わったか」

「琴ちゃんと鈴姉ちゃんは外で待ってる♪ 今日の夜を楽しみにしててね♪」

「小学生でそのセリフを言うのはかなり問題あるぞ・・・
 下着なんだから下に着て、俺に見せるな」

「だって鈴姉ちゃんが「あの人の常識はズレてるから真に受けんな」 ん〜♪」

昨日の夜にお願いした俺ですが、12時間後の今では信用していません。

「とにかく行くぞ。次は洋服を見に行くんだろ?」

「あ、置いて行かないでよ♪ 待って〜♪」



午後2時までの時間を使って洋服を見て回った。
だが、買った服は3着だけ。ほんとうに女の人の買い物って、いったい・・。
買うことが目的じゃなくて、ショッピングが目的だよな・・・

ちなみに、俺が買い物中にやったことは荷物持ち(あまり買ってないから苦労はない)と
琴ちゃんのお世話。

女の子、というよりも子供の琴ちゃんは買い物をするうちに楽しさよりも
疲れの方が勝ったようで、途中から俺の隣にいることが多くなった。

今は疲れてしまい、俺の背中におんぶされている。

「大丈夫?」

「うん、ちょっとつかれただけ・・・・。あ!」

「ん? あ〜、昨日のカエルのキャラクターか。琴ちゃん欲しいの?」

「うん!」

琴ちゃんが見ていたのは、通りがかりのおもちゃ売り場のキーホルダー。
名前は≪ゲコ太≫と言うらしい。うん、かわいくない。

でも趣味は人それぞれだし、あんなに気に入っているなら買ってあげるか。

「ありがと! 信乃にーちゃん大好き!!」

「どういたしまして」

ストラップの包装をすぐにとって大はしゃぎする琴ちゃん。
一応背中の上なんだから暴れると痛いんですが。

買い物に夢中で俺たちがいなくなっても気付かないであろう2人の所に戻るために
辺りを見渡した。

すぐに見つかったのだが、残念なことに美雪が男にナンパされている場面だった。
鈴姉は服も会計でいないみたい。

小学生相手にナンパっておいおい。中学生、女漁りは早くないか?

とはいっても今だけではない。買い物中、美雪は何度も男の人に声を掛けられた。
こいつって学校では少ししか笑わない癖に、俺や親しい人たちの前だと
笑顔全開なんだよな。それに引きつ
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