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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十四話 陸戦試合スタート!
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線も体を舐めまわすように見てるとかそういう変態的な物ではないのだが……“捕まったらナニをされるか分からない”と言う妙な威圧感が、ライノからは発されていた。
「さぁ、往生するんだなぁ、大人しく、捕まるがいい!」
「……(ブンブン!)」
妙な溜めと妙な言い回しで放たれた言葉を、コロナは必死で否定するように首を横に振る。それをみて、余計にライノは怪しくニヤリと笑った。
「ならばいたしかたない。お仕置きを[気持ち悪いです変態です最低です死んでください何で生きてるんですか貴方はこの世から抹消された方が世の為ですマスター]もはや敬意的な言葉“マスター”のみですかウォーロックさん!?」
更に恐ろしげな事を言おうとしたライノに身を震わせるコロナに、救世主が現れた。彼のデバイス。ウォーロックだ。
[敬意?何を仰っているのでしょう?私は幼気な少女を変態的な目で見ながら変態的な声でどうこう言っている方をマスターだと思ったこと等このデバイスとしての活動時間の中で0.0000000000001秒たりとも御座いませんが?]
「いや誤解な!?違うから!ただああした方がコロナの戦意を削いで戦いを有利に進められるかと思っただけで……」
[言い訳ですか?ますます最低ですね。最早この次元世界に置いて一ヨクトメートルたりとも貴方の居場所は有りません。早々にこの世から姿を消してはいかがですか?マスター]
実際、そんな風にまだ十歳の少女相手にやたら粘っこい話し方で変に脅すような事を言っている十五歳を想像してみると、まぁ彼女の言い分もわかる。変態だ。作者でも即座に携帯端末に110を入力するレベルである。
「存在全否定どころの話じゃなくなってる!!?」
「え、えっと……あの?」
さて、余りの言葉のラッシュにボコボコにされるライノを見ていて流石に戸惑ったコロナが、思わずライノに声を掛ける。と、ライノは頭をカリカリと掻きながら、コロナに向き直った。
「あー、いや、すまん。じゃない、すみませんでしたコロナさん。調子に乗ってました。申し訳ありません」
そう言うと、ライノは深々とコロナに頭を下げた。と、そんな彼に、逆にコロナが恐縮してしまう。
「い、いえそんな!気にして……無い訳ではないですけど……その、何もされてませんし!!」
「いや、する気無かったんだけどな。(ボソッ)しかし何と言うか……そんな怖かったか?」
「は、はい……」
「…………」
思わず。と言った様子で聞いたライノに、コロナは素直に頷いた。実際怖かった。正直、もう少し続けられていたら男性恐怖症になっていたかもしれない。
「すまん。自重します……って、そうだ。それはそうと試合中じゃん」
「あっ……!」
そうだった!とコロナは身構えた。なんとも奇妙な状況のせいで忘れかけていたが、今は
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